大朝町

大朝町（おおあさちょう）

大朝町は、かつて広島県の北西部に位置していた町です。山県郡に属していましたが、2005年2月1日に芸北町、千代田町、豊平町と合併し、北広島町となりました。

地理

大朝町は、江の川（可愛川）が流れ、豊かな自然に恵まれていました。周囲を山々に囲まれ、特に以下の山々が有名です。

畳山（1029.0m）
熊城山（997.5m）
雉子の目山（897.2m）
猪子山（830.2m）
寒曳山（825.8m）
唐代山（814.0m）
加計山（752.4m）
火野山（日野山、705.4m）
文蔵山（655.9m）

これらの山々は、大朝町の美しい景観を形成していました。

歴史

大朝町の歴史は、町村制が施行された1889年（明治22年）に始まります。当時の筏津村、大朝村、大塚村、田原村が合併し、大朝村が成立しました。

1926年（大正15年）1月1日 - 町制を施行し、大朝町となりました。
1955年（昭和30年）3月31日 - 新庄村と合併し、改めて大朝町が発足しました。
1974年（昭和49年）4月1日 - 千代田町の一部（中山の一部）を編入しました。
2005年（平成17年）2月1日 - 芸北町、千代田町、豊平町と合併し、北広島町が発足。大朝町は廃止されました。

大字

大朝町は、以下の大字で構成されていました。

筏津（いかだつ）
岩戸（いわど）
大朝（おおあさ）
大塚（おおつか）
新庄（しんじょう）
田原（たわら）
宮迫（みやざこ）

産業

大朝町の主力産業は農業でした。豊かな自然環境を生かし、米や野菜などが生産されていました。

教育

町内には、小学校、中学校、高等学校がありました。

小学校
大朝町立大塚小学校
中学校
大朝町立大朝中学校
広島県新庄高等学校附設中学校
高等学校
広島県新庄高等学校

交通

鉄道は町内を通っていませんでしたが、道路網は整備されていました。

高速道路
浜田自動車道（中国横断自動車道広島浜田線）：大朝IC/BS - 寒曳山PA
国道
国道261号
主要地方道
島根県道・広島県道5号浜田八重可部線
広島県道79号芸北大朝線
一般県道
広島県道311号新庄千代田線
広島県道312号志路原大朝線

名所・旧跡・観光地

大朝町には、以下のような名所・旧跡・観光地がありました。

吉川氏城館跡（小倉山城跡、日野山城跡）
おおあさ鳴滝露天温泉
鳴滝
スキーパーク寒曳
田原温泉5000年風呂
天意の里ハーブガーデン
天狗シデ
筏津芸術村
中国平和記念墓地公園

出身人物

渡辺忠雄（政治家、広島市長）

関連項目

広島県の廃止市町村一覧

外部リンク

* 大朝町ホームページ（2005/03/27アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project

もう一度検索