大東市消防本部

大東市消防本部の概要

大東市消防本部（だいとうししょうぼうほんぶ）は、大阪府大東市に有していた消防部局です。この消防本部は、地域の安全を守るための重要な役割を担っており、主に火災や救急対応を行っていました。2007年当時の主力機械には、普通消防ポンプ自動車が4台、水槽付き消防ポンプ自動車が2台、はしご付き消防自動車が1台、化学消防自動車が1台、救急自動車が4台、そして救助工作車も1台所持していました。さらに、指揮車や査察車、調査車、広報車など、多岐にわたる車両が整備されており、質の高いサービス提供が行われていました。

管轄及び設立の歴史

大東市消防本部は、管轄する区域が大東市全域で、面積は約18.27km²に及びました。1965年3月30日に設置され、消防と救急業務の活動を開始したことから、その歴史は半世紀以上にわたります。設立から多くの進展があり、1967年には消防音楽隊が結成され、地域のイベントなどで活躍しました。また、消防機材の充実も図られており、屈折はしご付き消防自動車や化学消防自動車などが次々と配備されました。

組織構成

消防本部の組織は、総務課、予防課、警防課の3つの課で構成されており、消防署内には消防課が存在しました。このような多層的な組織構成により、効率的で効果的な業務運営が実現されていました。消防本部の職員数は120人に達し、地域住民の安心安全を支えるために日々活動していました。

消防本部の移転と統合

その後、1992年には消防本部・消防署の庁舎が現在地に移転し、西分署が新たに開設されました。そして、2014年4月1日、隣接する四條畷市の消防本部と統合し、大東四條畷消防組合が設立されました。この統合により、より広域的な消防サービスの提供が実現し、両市の住民に対する救助能力の向上が期待されています。

現在の大東四條畷消防組合

今日、大東四條畷消防組合は、地域を守るための重要な機関としてその役割を果たしています。消防本部としての伝統とともに、各種の災害に対する防災・救急の活動が現在も続けられています。地域住民との連携を深めながら、さらなる安全な社会の実現に向けて努力を続けています。大東市消防本部の歴史は、消防サービスの進化と地域社会との結びつきの象徴とも言えるでしょう。

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