大松町 (徳島市)

徳島市大松町（おおまつちょう）の詳細情報

徳島県徳島市に位置する大松町は、勝占地区に属する町名です。2012年4月現在の調査では、人口は696人、世帯数は257世帯となっています。

地理

大松町は徳島市の東部に位置し、北は雑賀町、西は三軒屋町・西須賀町、東は論田町、南は勝占町および小松島市と隣接しています。かつては米作を中心とした純粋な農業地域でしたが、近年は市街地化が進行しています。町の西側には多々羅川と大松川、東側には勝浦川が流れ、地形はほとんどが平地です。国道55号バイパスが完成したことで、沿線を中心に商業地としての性格が強まっています。

農業においては、米作の他にイチゴのハウス栽培も盛んに行われています。

河川

町内を流れる主な河川は以下の通りです。

多々羅川
大松川
勝浦川

小字

大松町には複数の小字が存在します。

歴史

大松村

江戸時代から明治22年まで、この地には勝浦郡に属する大松村が存在しました。徳島藩の領地であり、明治4年に徳島県、同年に名東県、明治9年に高知県を経て、明治13年に再び徳島県に所属することとなりました。

明治7年には、持福寺に大松小学校が創立されました。その後、明治16年に西須賀小学校と合併し、松賀小学校と改称。新校舎は村内の上野神に建設されました。明治19年には、再び大松尋常小学校と改称しています。

大松（大字）

明治22年から昭和27年までは、大字として「大松」が存在しました。当初は勝占村、昭和26年からは徳島市の大字となりました。農業経営の中心は米麦栽培でした。大正9年には、徳島小松島線が県道に指定されています。

現在

昭和27年より、現在の大松町となりました。勝浦川、大松川、多々羅川沿いに水田が広がる米作中心の農村地域でしたが、昭和45年から国道55号バイパスの工事が始まり、商業地化が進展しました。

施設

町内には以下の公共施設や寺社があります。

徳島市立大松小学校
徳島市立大松保育所
持福寺（高野山真言宗）
杉尾神社
八坂神社

交通

道路

国道55号
徳島県道136号宮倉徳島線
徳島県道212号新浜勝浦線

参考文献

『角川日本地名大辞典 36 徳島県』（1986年 ISBN 4040013603）

外部リンク

* 徳島市ホームページ

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