大槌町立大槌学園

大槌町立大槌学園について

大槌町立大槌学園は、岩手県上閉伊郡大槌町に存在する公立の義務教育学校です。2016年4月1日に大槌町立大槌小学校と大槌町立大槌中学校が統合され、小中一貫校として新たに開校しました。これは、学校教育法の改正に基づき、岩手県内で初めての義務教育学校の設置となります。

学校の歴史

大槌町立大槌小学校は、実は2013年に大槌町内の4つの小学校（安渡、赤浜、大槌、大槌北）が統合されて設立されました。この際、仮設校舎を使用して教育が行われていました。統合された小学校の一部の機能は引き継がれ、新しい校舎の建設が進められましたが、2016年の統合により、新たに大槌学園としての一体的な教育がスタートしました。

新設された校舎は、2016年9月に大槌第15地割に完成し、同月26日に移転しました。これにより、従来の小学校及び中学校での教育体制から、大槌学園という新しい形の学校に移行することができました。

教育方針

大槌学園では、4・3・2制を導入しており、学年の枠に囚われない柔軟なカリキュラムが特徴です。また、中学1年生の教育課題である「中1ギャップ」にも対応しており、もちろん物理的な校舎や教室の設計にも工夫が凝らされています。これに加え、5年生からは一部教科担任制へと移行し、生徒一人ひとりがより深く学ぶ機会が増えるよう配慮されています。

また、地域に密着した特色ある教育として、「ふるさと科」が設けられており、地域の文化や歴史を学ぶ取り組みが行われています。これにより、生徒たちは自分たちの住む町に対する理解を深め、誇りを持つ教育が行われています。

学校行事と生徒会

大槌学園では様々な学校行事が行われており、生徒が主体的に参加することが奨励されています。生徒会活動も活発で、生徒会の役員は生徒の代表として学校の運営に協力しています。会長、副会長、書記や会計などの役職があり、生徒たちが自らの意志で運営に関わることによりリーダーシップや協調性を育むことが目的とされています。

通学区域と交通アクセス

通学区域は、大槌町内の旧小学校エリアに基づいており、様々な地域から生徒が通学しています。例えば、旧大槌小学校区では臼沢や花輪田、桜木町等が含まれ、また旧安渡小学校区である安渡一丁目などからも通うことができます。校舎へのアクセスは町民バス循環線や三陸鉄道リアス線を活用し、自宅から徒歩またはバスでの移動が可能です。

まとめ

大槌町立大槌学園は、地域密着型の教育を重視した義務教育学校として、豊かな教育環境を整えています。未来を担う子どもたちが大槌町の特性を生かした教育を受け、自らの成長へとつなげていくことが期待されている学校です。

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