大橋博

大橋 博（おおはし ひろし）について

大橋博は、1944年に生まれた日本の教育者であり、総合教育グループである学校法人創志学園の創立者・総長である。彼の教育ビジョンは、幼児教育から大学教育に至るまでの幅広い領域にわたる。兵庫教育[[大学]]大学院で修士課程を修了し、内閣府認可の公益財団法人「こども教育支援財団」の理事長としての役割も担っている。

略歴

大橋は1965年に大学4年生の春休みに、地元の中学生たちからの要請で教育活動を開始した。この経験から教育の重要性を実感し、同年に学習塾を設立。1966年には大学を卒業し、本格的に教育者としての道を歩み始めた。

1990年には、ニュージーランド初の私立大学であるInternational Pacific大学を開学。この大学は、1987年に提案された環太平洋大学構想に基づいており、ニュージーランド建国150年を祝う形で認可が下り、総督によって開校宣言が行われた。以来、約30年の間に26カ国から多くの学生が集まり、国際的な教育環境を整えている。

1992年にはクラーク記念国際高等学校を設立。この学校は日本で6番目の広域通信制高校として、全生徒の約70%が通学する全日制型の教育課程を導入し、1万人以上の生徒を受け入れている。

2001年には文部科学省認可の慈善団体「こども教育支援財団」を設立。2013年には内閣府から公益財団法人として認可を受け、未来を担う子どもたちの教育を多角的に研究・支援している。

2007年に環太平洋大学の新たな展開を行い、教育と体育の融合をテーマにした新たな経営理念の下、多彩な体育活動が行われ、オリンピック選手も輩出するなど高い成果を上げている。

2009年には国立兵庫教育[[大学]]の同窓会長に就任し、その後も数回再任される。2014年には大学院外部評価委員としても活動し、さらに大学経営協議会委員や学長選考委員にも就任した。

2010年には創志学園高等学校を設立。文武両道を目指すこの学校では、硬式野球部が創部1年目で全国大会出場を果たし、以後も甲子園に通う強豪校となった。

2012年には学校法人順心広尾学園の理事長に就任し、各コースの独立運営体制を導入することで、飛躍的な成長を遂げた。2017年には任期満了により退任した。

賞罰

大橋は数々の賞を受賞している。2007年にニュージーランド政府から名誉の勲章を受章し、2011年には日本体育協会から功労者表彰を受けるなど、また2014年には教育における功労で山陽新聞賞を受賞した。そして、2020年には旭日中綬章を授与されるなど、国際的にも高く評価され続けている。

関連学校

彼が関与した学校には、環太平洋大学、IPUニュージーランド、東京経営短期大学、クラーク記念国際高等学校、創志学園高等学校などがある。これらの教育機関は、大橋の教育理念を実現するための拠点となっている。

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