大橋彰彦

大橋彰彦は、東京都出身の音楽家であり、ギター、ウクレレ奏者、音楽プロデューサーとして幅広い活動を展開しています。音楽事務所「表参道レーベル」の代表を務める傍ら、公益社団法人日本作曲家協会の会員としても活動しています。慶應義塾大学法学部、中央大学法学部、明海大学外国語学部を卒業しており、音楽活動だけでなく、高い学歴も持ち合わせています。さらに、調理師免許、英検準1級、中学・高校の教員免許（英語）を取得しており、多才な一面を覗かせます。

音楽の道へ進むきっかけは、中学時代に作曲家あべさとしに師事したことでした。付き人として音楽の世界に入り、1991年にプロミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせました。明海大学在学中には、親の会社の経営難により学費を稼ぐ必要に迫られ、銀座のレストランで調理師として働く経験もしました。大学と飲食業の傍ら、ハードロックギタリストとしての活動や通信カラオケの制作にも携わっていました。

2006年には、ウクレレで演奏したオリジナル曲「Evergreen Day」が、ヤマハの音楽サイト「プレイヤーズ王国」で1位を獲得し、ウクレレ奏者としての知名度を上げました。その後、クロサワ楽器総本店で定期的にインストアライブを行うようになり、「大橋彰彦モデル」のウクレレ（Chihale製）も販売されました。テレビ東京の特別番組「卒業文集の夢、叶いましたか？」では、大橋彰彦が特集され、「Evergreen Day」の制作秘話などが紹介されました。

2009年には、東京都港区南青山に音楽事務所「表参道レーベル」を設立しました。2010年にはハワイでウクレレのソロコンサートを開催し、ジャズバンドSoil & "Pimp sessions"やマーチングドラマーの石川直と共演するなど、国内外で精力的に活動しています。クラシックCD「At Home Wedding Vol. 2」では、ウクレレで演奏したヨハン・ゼバスティアン・バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」を収録するなど、ジャンルを超えた音楽性も魅力です。また、ファッションショー「表参道コレクション」の音楽演出も担当しています。

2014年には、サントリーホールでのウクレレ独奏が評価され、東京国際芸術協会から弦楽器部門で「新人賞」を授与されました。2015年には、TBS「Finding the Wasabi」に出演したほか、駐日英国大使館でウクレレを披露しました。以前、ラジオ番組でマイク眞木とパーソナリティを務めたことがきっかけで、大学や企業での講演も行っています。

英語力を活かし、都立白鷗高等学校や文京高等学校で非常勤の英語教師として教鞭を執った経験もあります。2016年には、アメリカ大使館が選ぶ中学高校英語教師国内10人に選出され、英語専門誌『English Journal(2019年2月号）』にも掲載されました。

社会貢献活動にも熱心で、港区の災害時支援ボランティアや表参道の清掃活動を行うグリーンバードに参加しています。また、バングラデシュに机や椅子、校庭遊具などを寄贈したほか、東日本大震災直後には、気仙沼・大船渡・陸前高田の仮設住宅を巡り、ボランティア活動を行いました。

大橋彰彦は、音楽活動に加え、教育や社会貢献にも積極的に携わる、多才で社会的な視野を持つ音楽家として、今後の活躍も期待されています。

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