大橋慶三

大橋慶三

概要

大橋慶三（おおはし けいぞう）氏は、1976年3月13日生まれの日本の多彩な表現者です。東京都出身で、現在は千葉県浦安市を拠点に活動しています。東海大学政治経済学部を卒業後、その活動範囲は小説、映画、演劇脚本、演歌、そして行政書士と、多岐にわたります。

経歴

そのキャリアは映像制作から始まりました。実弟とのユニット「大橋家」名義で制作した作品は、第4回インディーズムービー・フェスティバルに入選するなど、早い段階からその才能を示していました。また、インターネット放送局「あっ!とおどろく放送局」の番組に出演するなど、メディアでの活動経験も持ちます。

プライベートでは、結婚を巡るユニークなエピソードがあります。かつて交際相手から結婚を迫られた際、仕事に集中したい時期であったために煮え切らない態度を取ってしまい、関係が破綻した経験があります。しかしその後、長年交際していたのりこさんと、彼女の巧妙な計画と自身の親からの強い後押しもあり、2年半の交際を経て2010年3月13日に結婚しました。挙式は宮古島で行われ、ファンに向けて報告されています。

文筆家としての転機は2012年に訪れます。同年6月25日、「じらしたお詫びはこのバスジャックで」が第14回ボイルドエッグズ新人賞を受賞。この受賞作は、同年11月30日に産業編集センターより単行本として刊行され、小説家として正式にデビューしました。

演劇の世界では脚本家としても評価を受けています。2019年10月30日には、自身が脚本を手掛けた外組公演「ひみずや」が、第31回池袋演劇祭において舞台芸術振興会賞を受賞するという快挙を達成しました。

さらに活動の幅は広がり、2019年11月7日には演歌歌手「ブルーチーズ大橋」として高円寺AMP cafeでライブデビューを果たしました。そして2020年1月31日には、行政書士試験の合格を発表。同日には3人組演歌ユニット「ブルーチーズ大橋」の一員（歌唱担当のブルーノ・チーズとして）としてCDデビューも果たしており、同日中に複数の新たな肩書きが加わるという異色の経歴を歩んでいます。

人物

大橋氏は、ポッドキャスト番組『こむぞう』では小宮山雄飛氏やUMU氏と共にMCを務めるなど、音声メディアでも活躍しています。また、Web動画番組「シコウヒンTV」では小宮山氏のアシスタントとして「シカの声」を演じたり、「The Happy Animal House」で「ジョン（犬）」役を務めたりと、声優としてもユニークな才能を発揮しています。

私生活では一児の父であり、長男の名前は「蒼三（そうぞう）」です。『こむぞう』内で度々話題に上るほか、実際に番組映像や「シコウヒンTV」などに出演することもあり、その存在はファンの間でも知られています。

その容姿については、自身で「おばさん顔」と称するなど、特徴的な顔立ちをしており、貴闘力、シンドン、ものいいの吉田、ソバージュのアンパンマン、佐藤蛾次郎、ロッテの里崎智也、ガイ・リッチー、アフロ時代の笑福亭鶴瓶、UMU氏の母親など、実に多様な人物やキャラクターに間違えられた経験を持つといいます。

ファッションブランドでは「泥棒日記」を好み、愛車はアプリリア製のスクーター、スカラベオに乗っています。その珍しい車種名は、ポッドキャストで共演する小宮山雄飛氏に当初は信じてもらえなかったというエピソードもあります。

主な作品

小説

『じらしたお詫びはこのバスジャックで』（2012年11月30日発刊）

映像作品

『後天性衝動症候群～地球人限定～』（2001年、大橋家名義）
『アイアムワン』（2001年）
『親指王子と小指姫』（2006年）
『未来世紀ブタジル』（2006年）
『許可制ブギウギ症候群』（2006年）
『わんこ三銃士』（2006年）
『慶ちゃんの未来の日記』（2007年）
『稲川産二の怖〜い話PART1/PART2』（2007年）
『いたずらセクシーボーイ』（2008年）
『大橋四姉妹物語予告編メイキング』（2008年）
『大橋四姉妹物語予告編』（2008年）
『Wアクセルのアメリカンおせち』（2009年）
『Wアクセルのアメリカン福笑い』（2009年）
『Wアクセルのふしぎ発見』（2009年）

演劇（脚本）

『デッド・エクイティ・スワップ』（2009年）
劇団外組『ひみずや』（2019年）
劇団外組『むつみや』（2021年）

口述作品

『アメリカに潰された男』（2010年）
『雨に砕け散った女』（2010年）
『浦安のスピーチに初めて演劇を持ち込んだ男』（2011年）

楽曲（ブルーチーズ大橋名義）

浦安春時雨 / 浦安沖の百万坪（シングル、2020年）

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