大橋昭好

大橋昭好のサッカーキャリアと指導者としての歩み

大橋昭好（おおはし あきよし）は1962年12月11日に静岡県で生まれた元サッカー選手であり、指導者です。彼の現役時代のポジションはゴールキーパーで、そのキャリアは日本のサッカー界で重要な役割を果たしました。

現役時代の始まり

大橋は藤枝東高校に在籍していた1980年、全国高校選手権に出場しましたが、初戦で敗北を喫しました。高校卒業後の1981年には、当時の日本サッカーリーグのヤマハ発動機（現在のジュビロ磐田）に加入し、プロサッカー選手としての第一歩を踏み出しました。

彼が出場機会を得たのは1982年のシーズンで、この年にはJSL2部での優勝に寄与し、さらに天皇杯の決勝でも無失点に抑える活躍を見せました。これにより、チームは初の天皇杯優勝を果たします。しかし、その後1983年に高校時代のチームメイトでもある森下申一が加入すると、大橋の出場機会は減少し始めました。

両者の持ち味

大橋は1対1の強さに定評がありましたが、森下はシュートへの反応速度が抜群でした。結果として、彼はヤマハでのJSL1部での出場が12試合にとどまることとなりました。

1990年にトヨタ自動車（後の名古屋グランパスエイト）に移籍後は、正ゴールキーパーとして41試合に出場しました。特に1991年の第2回コニカカップでは全7試合に出場し、チームを優勝に導く重要な役割を果たしました。プロ化後も名古屋グランパスエイトに在籍しましたが、その後の出場機会は厳しくなりました。

サッカーからの引退と指導者としての道

1993年にはジャパンフットボールリーグの柏レイソルに移籍し、Jリーグカップでも6試合に出場しました。1995年から1997年までは本田技研でプレーし、1997年に彼は現役を引退しました。

引退後の大橋は、1998年から本田技研でゴールキーパーコーチを務め、その後も指導者としての道を歩み始めます。2002年にはジュビロ磐田に戻り、ユースチームやトップチームでコーチをし、若手選手の育成に注力しました。

彼は2009年からはU-17日本代表のGKコーチとして参加し、2016年にはJFA公認S級コーチの資格を取得します。その年にはサッカー日本女子代表のGKコーチを任され、これまでの経験を生かし多くの若手選手を育成しています。

終わりに

大橋昭好は選手としてだけでなく、指導者としても日本サッカー界に多大な貢献をしてきました。彼の歩みは、今後も多くの選手やコーチにとっての指針となることでしょう。

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