大洗ゴルフ倶楽部

大洗ゴルフ倶楽部

大洗ゴルフ倶楽部は、茨城県東茨城郡大洗町に位置する、鹿島灘に面したシーサイド・リンクスです。1953年に開場し、茨城県内はもとより、日本を代表する名門ゴルフ場として知られています。特に、静岡県の川奈ホテルゴルフコース 富士コースと並び、日本屈指の難易度を誇るコースとして有名です（コースレート：男性74.4、女性79.8）。

メンバーシップ制を採用しており、プレーには会員の紹介が必要となります。

コース概要

所在地：茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8231-1
運営母体：株式会社水戸カンツリー倶楽部
コース：18ホールズ、7190ヤード、パー72（バックティー使用時）
コース設計：井上誠一

過去には、三菱ダイヤモンドカップゴルフ（2007年：7156ヤード、パー71）、アジアパシフィックオープンダイヤモンドカップ（2022年：7163ヤード、パー70）が開催されています。

逆転の大洗

大洗ゴルフ倶楽部は、数々のドラマチックな逆転劇の舞台となってきました。特に「ダイヤモンドカップゴルフ」では、その傾向が顕著です。

1986年「三菱ギャラン」：中嶋常幸が最終日に4打差を逆転優勝
1993年：陳志忠が尾崎将司を逆転優勝
1996年：尾崎将司が最終日に8打差を追い付き、プレーオフを制して優勝
2001年「ダイヤモンドカップゴルフ」：伊沢利光がプレーオフを制して優勝
2003年：トッド・ハミルトンが真板潔を逆転優勝
2004年：平塚哲二が逃げ切り優勝（「逆転の大洗」の異名が崩れる）
2007年：平塚哲二が谷口徹を逆転優勝
2009年：兼本貴司がプレーオフでブレンダン・ジョーンズを下し優勝
2022年：今平周吾が最終日に逆転優勝

また、1998年の日本オープン選手権では、田中秀道が尾崎直道との3打差を逆転し、国内メジャー初優勝を飾っています。

開催イベント

大洗ゴルフ倶楽部では、数々の重要なゴルフ競技が開催されてきました。

日本男子ツアー「ダイヤモンドカップゴルフ」：最多となる11回開催
メジャー大会
1960年：日本プロ選手権
1998年：日本オープン選手権（優勝：田中秀道）
2022年：日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）プロテスト最終ラウンド

大洗ゴルフ倶楽部は、その美しい景観と戦略的なコースレイアウト、そして数々のドラマを生み出してきた歴史により、日本のゴルフ界において特別な存在感を放っています。

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