大熊利昭

大熊利昭のプロフィール

大熊利昭（おおくま としあき）は、1963年に東京都台東区で生まれた日本の政治家です。彼は1982年に開成高等学校を卒業し、その後、東京大学理学部を1986年に卒業しました。卒業後は総合商社の丸紅に入社し、その後もバンクオブアメリカや新生銀行など、国内外の金融機関で勤務しました。また、投資顧問会社であるエーシーキャピタルを設立し、代表取締役を務めましたが、2009年には会社を清算しています。

政治キャリアの始まり

彼の政治活動は、2008年に内閣官房の国家公務員制度改革推進本部事務局の企画官として始まりました。この頃、彼は日本の公務員制度に改革をもたらそうという熱意を持っていました。2012年12月には第46回衆議院議員総選挙において、みんなの党から東京2区に立候補しました。小選挙区では落選しましたが、比例東京ブロックで復活当選を果たします。

党内での役職と離党

2014年4月、大熊はみんなの党の政調副会長に就任しました。しかし、同年9月には野党再編に慎重だった執行部に反発し、離党届を提出しました。そして、維新の党に参加する意向を示し、結党にも関与しました。2014年12月の第47回衆議院議員総選挙では維新の党から出馬しましたが、再び落選しました。

民進党合流と選挙戦

2016年には維新の党と民主党が合併して民進党が発足しましたが、彼は公認争いの結果、公認内定を取り消される事態となります。その後、おおさか維新の会と接近し、支援を通じて政治活動を続けました。2017年には再び日本維新の会に加わり、東京2区支部長に任命されました。

その後の動き

同年10月の第48回衆議院議員総選挙では、希望の党から出馬しようとしましたが、結果は落選となりました。2023年2月8日には国民民主党から次期衆院選東京12区に立候補することが決定され、再び政治の前線に舞い戻ることになります。

政策に関する立場

大熊は公務員制度改革を通じた天下りの根絶を目指しており、国家公務員法改正を推進しています。また、特定秘密保護法案には条件付きで賛成票を投じたものの、安倍内閣の集団的自衛権には反対の立場を取っています。選択的夫婦別姓制度導入については、「どちらかと言えば反対」との見解を示しています。

所属団体

彼は野党草野球チームの呼び掛け人や、日本エストニア友好議員連盟の幹事としても活動しており、幅広いネットワークを持っています。


大熊利昭は、多彩な経歴を持ち、政治の場で様々な課題に取り組んでいる政治家です。彼の今後の活動にも注目が集まります。

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