大相撲 (雑誌)

大[[相撲]]（おおずもう）

『大[[相撲]]』は、かつて読売新聞東京本社が発行していた相撲専門雑誌です。1954年（昭和29年）に月刊「読売スポーツ」の臨時増刊として創刊され、その後、独立した雑誌として長年にわたり刊行されました。2010年（平成22年）9月号で休刊となるまで、相撲ファンにとって貴重な情報源でした。

歴史

創刊当初は「読売スポーツ 臨時増刊 大[[相撲]]」というタイトルで、1955年からは「読売スポーツ・別冊 大[[相撲]]」と変更されました。1956年からは「読売新聞社発行 大[[相撲]]」となり、その後も何度かタイトル変更を経て、最終的には「大[[相撲]]」として親しまれました。

構成

かつては月刊誌として年12回発行され、奇数月は「○場所展望号」、偶数月は「○場所総決算号」として、各場所の情報を詳細に伝えていました。展望号では新入幕が予想される力士の星取表が掲載され、総決算号では場所中の主な取組写真や解説、識者による座談会が掲載されていました。表紙題字は、5代式守勘太夫によるもので、横綱大鵬が最も多く表紙を飾りました。

特徴

本誌では、横綱土俵入りを「手数入り」と表記するなど、独特の表現が用いられていました。また、八百長問題や無気力相撲に関する特集も組まれ、相撲界の裏側にも迫っていました。付録として花形力士のジャンボカラーフォトやカレンダーがつくこともありました。

休刊

2009年5月号をもって月刊誌としての発行を終了し、一時的に隔月刊誌として再出発しましたが、2010年9月号で休刊となり、56年の歴史に幕を閉じました。本誌の休刊により、読売新聞東京本社から出版される雑誌はすべて姿を消しました。

主な連載

• - 「総評座談会」：天竜、彦山光三、小坂秀二、玉ノ海、東富士、神風らが出席し、場所後の相撲を批評する座談会。
• - 「異色調査」：三谷光司氏による相撲の記録調査。
• - 「諸国相撲帳」：全国各地の相撲史跡や墓、遺族を調査。
• - 「相撲部屋の系図」：元禄からの年寄名跡の歴代や師弟関係を調査。
• - 「戦後相撲視」、「相撲史維新前後」：小島貞二による戦後の大[[相撲]]や幕末、明治の相撲に関する裏話。
• - 「相撲探求」、「相撲游紀」：小坂秀二による相撲論。

関連項目

• - 相撲 - ベースボール・マガジン社から発行の月刊誌（日本[[相撲協会]]機関誌）
• - 雑誌『大[[相撲]]中継』 - NHKサービスセンターから発行（2011年2月休刊）
• - NHK G-Media [[大[[相撲]]ジャーナル]] - 雑誌『大[[相撲]]中継』の後継誌

外部リンク

• - 大[[相撲]] - 読売新聞による紹介

『大[[相撲]]』は、相撲ファンにとって貴重な情報源であり、その歴史と内容は、相撲文化を語る上で欠かせないものです。

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