大相撲平成31年3月場所

大[[相撲]]平成31年3月場所：平成最後の本場所

2019年3月10日から24日まで、エディオンアリーナ大阪で開催された大[[相撲]]平成31年3月場所は、平成時代最後の本場所として、多くの相撲ファンにとって記憶に残る場所となりました。

優勝争い

番付発表では、4年10か月ぶりに2横綱が揃い踏み。大関・栃ノ心はカド番、関脇・貴景勝は大関獲りに挑むという状況で幕を開けました。また、豊ノ島が幕下から返り咲きを果たすなど、話題豊富な場所となりました。

両横綱の白鵬と鶴竜は、それぞれ初日から出場。白鵬は安定した相撲で白星を重ねましたが、鶴竜は小結御嶽海に敗れる波乱もありました。終盤戦では、平幕の逸ノ城が1敗で白鵬を追い、髙安、豪栄道の両大関、貴景勝らが2敗で続く展開となりました。

白鵬はその後も危なげなく勝ち進み、全勝で千秋楽を迎えました。逸ノ城も1敗で追走し、優勝争いは両者に絞られました。

千秋楽

千秋楽、逸ノ城は大栄翔を下し14勝1敗で白鵬の結果を待ちます。結びの一番、白鵬と鶴竜の横綱対決は、白鵬が下手投げで制し、見事全勝優勝を飾りました。

また、この日、大関・栃ノ心と関脇・貴景勝の対戦は、貴景勝が勝利し、大関昇進を確実にしました。栃ノ心は負け越しとなり、大関陥落が決まりました。

三賞は、殊勲賞を逸ノ城、敢闘賞を碧山、技能賞を貴景勝がそれぞれ受賞しました。

白鵬の優勝インタビューにおける三本締めは、後に問題視され、譴責処分を受けることとなりました。

その他の話題

同場所では、序二段で西15枚目の狼雅が優勝。西序二段48枚目の照ノ富士も7戦全勝を果たしました。特に照ノ富士は、怪我からの復帰後、序二段まで番付を落としての出場となり、注目を集めました。この場所での全勝をきっかけに、照ノ富士はその後、大関に返り咲き、横綱昇進を果たすという劇的な復活を遂げることになります。
照ノ富士は引退会見で、この場所の初日に対戦した若野口との一番を思い出に残る一番として挙げています。

このように、平成31年3月場所は、白鵬の全勝優勝、貴景勝の大関昇進、照ノ富士の再起への第一歩など、様々なドラマが生まれた記憶に残る場所となりました。

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