大石コウ

大石 コウ（おおいし コウ）

日本の漫画家、イラストレーター、そして同人作家として多岐にわたる活動を展開している人物です。宮崎県出身で、主にパソコンゲーム情報誌やウェブコミック誌、同人誌といった媒体で作品を発表しています。

商業誌における漫画家としてのキャリアは、2007年にパソコンゲーム情報誌『BugBug』でスタートしました。このデビューは「らーめん」という名義で行われ、作品『まな☆こま』を発表しています。その後も同じ『BugBug』誌上で、『凸ぷり～トツ撃プリンセス』などを「らーめん」名義で連載しました。

一方、「大石コウ」名義でも精力的に活動しています。ウェブコミック誌『コミックHOLIC』（とらのあな運営）では、『ちぇりっしゅBOX』を連載し、単行本も刊行されました。また、『comicアンスリウム』などでは成年向け漫画も手掛けており、幅広いジャンルで才能を発揮しています。

手掛けた作品は多岐にわたります。デビュー作である『まな☆こま』は、後に『Comic BugBug』や『BugBug』で派生作品『まな☆こまH's』として不定期連載されました。『凸ぷり～トツ撃プリンセス』も同様に、『凸ぷりH's～トツ撃プリンセスエッチズ』として派生展開しています。商業誌以外では、ゲームメーカーTwinkleの公式サイトで、同名ゲームのコミカライズ作品『トロピカルKISS』を発表したこともあります。

また、芳文社の漫画雑誌『まんがタイムオリジナル』では、『放課後KTK』を「ゲスト」という形ながら、実質的な連載として発表しています。これらの作品は、その可愛らしいキャラクターデザインと、時にコメディタッチで、時に少し過激な描写を含むストーリーで読者からの支持を得ています。

単行本としては、『ちぇりっしゅBOX』が全2巻でコミホリコミックスより刊行されています。また、『デキ愛孕みんぐ』がジーオーティーから、『まな☆こまH's』が富士美出版より「らーめん」名義で発売されています。

同人活動も非常に活発です。「ねこうさプリン」という自身のサークルを主宰し、オリジナル作品や二次創作作品を発表しています。自身のサークル活動に加え、他の同人サークルの作品にゲストとして寄稿することもしばしばあります。さらに、有河サトル氏が主宰するサークル「ActiveMover」との合同サークル「Activeプリン」としても活動しており、同人界隈でも広く知られています。

自身の活動情報の発信源として、「ねこうさプリン」というウェブページをかつて運営していましたが、現在はアーカイブとしてのみ閲覧可能です。商業、ウェブ、同人と、様々なフィールドで活動し続ける作家です。

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