大空遊平

大空遊平のプロフィールと経歴

大空遊平（おおぞら ゆうへい）は、1951年5月3日生まれの日本のお笑い芸人であり、本名は小野寺正幸です。宮城県金成町（現在の栗原市）にて出生し、血液型はO型。彼の出囃子は『わたり拍子』です。

学歴と初期のキャリア

大空遊平は岩手県立花泉高等学校を卒業後、東海大学へ進学しましたが、学業を中断し、落語家の道を目指しました。彼は六代目蝶花楼馬楽の弟子として入門し、前座名「楽三」として活動を始めましたが、わずか8か月でこの道を断念。

その後、「大空ヒット」に入門し、1980年1月には「大空遊平・泳平」というコンビを結成して活動を始めます。1982年7月には大空ヒット・三空ますみのもとで「大空遊平・大海かほり」として新たなコンビを結成し、浅草松竹演芸場で初舞台を踏みます。

受賞歴

さて、彼のキャリアの中で大きな成功を収めたのは、1983年にテレビ朝日で放送された「ザ・テレビ演芸」において第20代チャンピオンに輝いたことです。その後も彼は芸人としての地位を確立し、1992年には落語協会に入会しました。

彼は数々の賞を受賞しており、1993年の第55回国立演芸場花形演芸会金賞、1994年の第14回国立演芸場花形演芸大賞特別賞、1996年には第51回文化庁芸術祭演芸部門芸術祭新人賞を獲得しました。1996年10月にはコンビ名を「大空遊平・かほり」に変更し、1997年には漫才協団の18代目真打に昇進しました。

個人的苦難と復帰

2015年7月31日には「大空遊平・かほり」のコンビが解散し、同時にかほりとの離婚も報告されました。解散後、大空遊平はピン芸人として活動を続け、同年秋からはうたじ・結城たかしとのユニット「トリオザキュースケ」を結成しました。しかし、このユニットも半年ほどで活動を終了し、その後は「ふるさとコンビ」として再スタートを切りました。

しかし、2020年には前立腺がんの診断を受け、このことは彼にとって大きな試練となりました。2022年11月には、不幸にも酒宴後に線路に転落し、列車と接触して重傷を負うという事故に遭います。これにより、右腕を轢断し療養を余儀なくされました。

リハビリを経て、彼は2023年2月に退院し、同年4月には浅草東洋館で漫談家としての活動を再開しました。復帰初日は彼の事故について語るものとなり、義手を使っての三味線演奏にも挑戦する意気込みを見せています。

出演

大空遊平は、映画『漫才協会 THE MOVIE 舞台の上の懲りない面々』にも出演することが決定しており、2024年3月1日の公開が予定されています。彼の人生とキャリアは、多くの苦難を克服し続けるものとして多くの人に勇気を与えるものです。

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