大竹壱青

大竹壱青（おおたけ いっせい）

大竹壱青は1995年12月3日生まれの日本の男子バレーボール選手です。神奈川県横浜市で育ち、バレーボール一家として知られる一族に生まれました。彼の父親は全日本で名を馳せた大竹秀之、姉も元全日本代表の大竹里歩ということで、幼少期からバレーボールに囲まれて育ちました。

来歴

大竹は小学3年生の頃からバレーボールを始めました。彼が通った東亜学園では、インターハイや春高バレーでの活躍が輝かしいものでした。その後、2014年には中央大学に進学し、バレーボールの腕を磨きました。6月には、東京オリンピック強化指定選手「Team CORE」の一員として選ばれ、さらなる飛躍が期待されます。

同年、12月には全日本インカレで中央大学の18年ぶりの優勝に貢献し、自らもスパイク賞を受賞しました。2015年には全日本代表に初めて招集され、国際舞台への足掛かりを作ることとなります。

2017年には、イタリアのセリエA2リーグに所属するトゥスカーニアでの短期留学を経験し、その後も全日本代表に選出されました。特筆すべきは、ユニバーシアードの候補メンバーとして出場した東アジア地区バレーボール選手権大会での優勝と自身のMVP受賞です。

また同年9月にはドイツのユナイテッドバレーズ・ラインマインへの短期留学が決定しました。そして2017年12月にはパナソニックパンサーズへの入部内定が発表されるなど、彼のキャリアは順調に進展していきました。

彼は2018年、イタリアとブルガリアで共同開催されたバレーボール男子世界選手権にも出場し、国際的な舞台での経験を重ねました。2022年にはAVCカップでベストオポジット賞を受賞したものの、2022-23シーズンは後輩の成長により出場機会が減少する悩みも抱えました。

2023年には韓国Vリーグでの出場機会を求めてトライアウトに参加し、成功を収めてソウル・ウリィカード・ウリィWONに移籍しました。韓国での主な役割はミドルブロッカーです。2024年には東京グレートベアーズとの契約が発表され、新たな挑戦が始まります。

球歴

大竹は2015年以降ずっと日本代表としてプレーしており、以下のような大会に出場しています：

• - 世界選手権（2018年）
• - ネーションズリーグ（2018年、2019年、2021年）
• - アジア選手権（2017年、2021年）
• - AVCカップ（2016年、2022年）
• - ワールドカップ（2019年）
• - ワールドグランドチャンピオンズカップ（2017年）
• - バレーボール・ワールドリーグ（2017年）

所属クラブ

彼のクラブ歴は次の通りです：

• - サレジオ中学
• - 東亜学園（2011-2014年）
• - 中央大学（2014-2018年）
• - トゥスカーニア（練習生、2017年）
• - ユナイテッドバレーズ・ラインマイン（2017-2018年）
• - パナソニックパンサーズ（2018-2023年）
• - ソウル・ウリィカード・ウリィWON（2023-2024年）
• - 東京グレートベアーズ（2024年～）

受賞歴

彼の受賞歴には以下が含まれます：

• - 2014年：全日本インカレ スパイク賞
• - 2017年：東アジア地区バレーボール選手権大会 MVP
• - 2022年：AVCカップ ベストオポジット賞

人物

熱心なファンとして知られ、ももいろクローバーZやたこやきレインボーの支持を表明しています。また、韓国での背番号29は、父と共にプレーした選手に由来しています。

大竹壱青は、今後の成長と活躍が楽しみな若き選手であり、ファンやチームメイトからの期待も高まっています。

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