大葉健二

大葉 健二: 日本のアクション俳優

大葉健二（おおば けんじ）は、1955年2月5日に愛媛県松山市で生まれた日本の俳優・演出家であり、実業家です。彼はイベント運営会社『LUCK JET』の代表取締役社長も務め、また本名である高橋健二名義での活動を続けています。身長170cm、血液型はA型で、家庭では2人の娘がいます。そのうち新葉尚は声優として活躍しています。

来歴

大葉は中学生の頃、テレビドラマ『キイハンター』で千葉真一のファンになり、演技に興味を持ちました。高校生時代にはジャパンアクションクラブ（JAC）に参加し、1971年に上京して芸能活動を開始。役者としての道を目指すだけでなく、アクションやスタントの仕事にも情熱を持って取り組みました。

特撮テレビドラマ『人造人間キカイダー』でスタントを担当し、初めて顔を出したのはこの作品でした。その後、『バトルフィーバーJ』での曙四郎役がきっかけで大葉健二という芸名が誕生し、以後彼の代名詞となるキャラクターを演じていきます。特に、デンジマンや宇宙刑事シリーズにおいて、彼は青梅大五郎や一条寺烈役を務め、アクションヒーローとしての地位を確立しました。

1980年代に公開された映画『コータローまかりとおる!』でスキンヘッド姿を披露し、このスタイルは以降の作品でも見ることができるようになりました。特に映画『キル・ビル Vol.1』では、ハリウッドデビューを果たし、アクション俳優としての腕前を世界に示しました。

1987年には母親の看病のために郷里へ戻り、企業の一員として働く傍ら、演技に携わることを続けました。自ら設立した会社の社長としても活動し、若い世代のアクション俳優の育成にも力を注いています。2007年には再びJACに籍を置き、仲間たちと共に演劇ユニット「磨心頑」を設立しました。

活動と作品

大葉のキャリアには数多くの舞台、テレビドラマ、映画が含まれています。特にスーパー戦隊シリーズや宇宙刑事シリーズへの出演は彼のアイコニックな存在を作り上げました。2011年には『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』に出演し、約30年ぶりに青梅大五郎役を演じたことはファンにとっても大きな喜びでした。

俳優業のみならず、彼は演出も手掛けており、本名での作品も多数あります。自身の経験を活かし、今後のアクション俳優育成に尽力する姿勢が求められています。また、監修として地方のヒーロー活動も支援し続けています。

人物像

大葉健二はアクション俳優としての確固たる地位を築きながら、後輩たちへの指導を行う優しい面も持つ人物です。スキーや乗馬など幅広い特技を誇り、日常の健康を重視しています。彼は常に前向きで、イベントやプロジェクトでの活動を通じて自らの知識と経験を次世代に伝え続けています。

今なお現役で活動を続けている大葉健二は、その実績と情熱を持って、多くの人に影響を与え続けています。

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