大蔵省大臣官房調査部

大蔵省大臣官房調査部

概要

大蔵省大臣官房調査部（おおくらしょうだいじんかんぼうちょうさぶ）は、かつて大蔵省の大臣官房に置かれていた部署です。その歴史は、1936年5月4日に設置された理財局金融課に始まります。この金融課は、当初、金融政策全般の企画を担っていましたが、資金統制の強化に伴い、その規模は拡大し、「優に一局をなす」ほどに成長しました。

1940年12月18日には、金融課は企画課と改称されました。さらに、1941年11月27日には、大臣官房にも企画課が設置され、財政や金融に関する企画業務を所管するようになりました。しかし、1942年11月1日には、大臣官房企画課は総務局に移管され、理財局の企画課は再び理財局金融課へと改称されました。1944年11月には、理財局証券課へとさらに改編されました。

第二次世界大戦終結後、総務局は解体され、その業務は各部署に分割されました。文書事務は大臣官房文書課、統計調査事務は理財局調査課、資金計画事務は理財局国庫課（後に経済安定本部財政金融局）がそれぞれ担当することになりました。その後、文書事務と統計・調査事務を再び統合する形で、1949年6月1日に大臣官房調査部が設置されました。

調査部長

調査部の長である調査部長は、組織全体の運営を統括し、政策立案における重要な役割を担いました。

調査部次長

調査部次長は、調査部長を補佐し、調査部の運営をサポートしました。具体的な役割は、調査業務の進捗管理や、部長不在時の代行などが挙げられます。

脚注

注釈:

大蔵省大臣官房調査部は、その時代時代の経済情勢に対応し、日本の経済政策の中枢を担ってきました。その組織構造や変遷は、日本の戦前・戦後の経済政策史を理解する上で重要な要素となっています。

出典

[参考文献リストはここに記述]

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