大藏彰人

大藏 彰人の経歴

大藏彰人（おおくら あきと）は、1994年5月15日に生まれ、愛知県宝飯郡一宮町（現在の豊川市）で育った元プロ野球選手です。ポジションは投手で、右投右打です。NPBでは育成選手としての活動が中心でした。

小中学生時代

大藏は小学校3年生の時に野球を始め、早くから投手の役割を担っていました。しかし、小学校や中学校時代には他に優れたエース投手が存在したため、彼は控え兼野手としてプレーしていました。豊川市立一宮中学校では新城ベアーズに所属していましたが、岐阜県不破郡垂井町に転居後、垂井町立不破中学校に編入します。

高校時代

岐阜県立大垣西高等学校に進学後、大藏は主戦投手として成長しました。在学中の2011年、秋季大会の岐阜大会でベスト4、翌年の春季岐阜大会では準優勝を果たし、チームを東海大会に導く活躍を見せました。しかし、夏の大会では怪我のため登板できず、初戦で敗退。甲子園出場は叶いませんでした。

大学時代

卒業後、大藏は愛知学院大学に進学し、硬式野球部でプレーを続けました。3年次の春季リーグでは、11試合で49回を投げて2勝2敗、防御率1.65という成績を残し、チームの優勝に貢献。最優秀選手賞を獲得するなど成長を遂げましたが、その後の全日本大学野球選手権大会での敗北から立ち直れず、一時は野球を辞めることを考えるまでの心境に至りました。しかし友人や監督の支えを受け、4年次に復帰。秋季リーグでは再び活躍し、プロへの道を模索します。

プロ入り

卒業後、2016年のドラフトにプロ志望届を提出しましたが、指名を受けることはありませんでした。その後、四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスのトライアウトを経て入団しました。2017年には怪我から苦しむものの、トレーニングに励み、球速を向上させることに成功。通算成績は3勝3敗とまずまずの成果を収め、注目を集める存在となりました。

中日ドラゴンズ

2017年10月26日のNPBドラフトで、中日ドラゴンズから育成選手として1位指名を受け、契約を結びました。中日では2018年から2020年まで過ごしましたが、腰の病気や怪我に悩み、思うような結果を残せない時期もありました。彼は2020年11月に戦力外通告を受け、現役引退を決意します。

現役引退後

引退後は中日ドラゴンズのスコアラーとして契約し、野球界での道を引き続き歩んでいます。大藏の道のりは、アスリートとしての様々な試練を乗り越え、成長を続ける姿が印象的です。彼の経験は、次世代の選手たちにも大きな力を与えることでしょう。

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