大谷研二

大谷研二（おおたに けんじ）は、1956年4月22日生まれの日本の合唱指揮者です。神奈川県出身で、合唱音楽の分野で多大な貢献をしています。

経歴

1980年に武蔵野音楽大学を卒業後、東京混声合唱団に入団し、指揮者としてのキャリアをスタートさせました。初期には高階正光氏に師事し、指揮法を学びました。

1983年からはヨーロッパへ留学し、スウェーデンのストックホルムでエリック・エリクソン氏に師事しました。その後、ドイツのフランクフルト音楽大学合唱指揮科へ進学し、ヘルムート・リリング氏などの著名な指導者の下で研鑽を積みました。1987年に同大学を卒業後、1989年に帰国しました。

1990年には東京混声合唱団のコンダクター・イン・レジデンスに就任。翌1991年の東京混声合唱団第127回定期演奏会で、同合唱団の指揮者としてデビューを果たしました。1997年には同合唱団の専任指揮者に就任し、長年にわたり同合唱団の音楽活動を支えました。

事故とその後

2008年1月31日、埼玉県富士見市内で原動機付自転車を運転中に交通事故に遭い、頭部に重傷を負いました。幸い一命は取り留めたものの、後遺症として足に障害が残り、歩行には杖が必要となりました。

現在の活動

現在は、活水女子大学音楽学部学術研究所教授として後進の指導にもあたっています。また、NHK-FMの番組「ビバ！合唱」ではDJを務め、合唱音楽の魅力を広く伝えています。

主な役職

NHK東京児童合唱団常任指揮者
東京混声合唱団指揮者
* 活水女子大学音楽学部学術研究所教授


大谷研二は、その音楽性だけでなく、事故からの復帰という強い意志でも、多くの人々に勇気を与え続けています。

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