大道温貴

大道温貴選手について

大道温貴（おおみち はるき）選手は、1999年1月20日生まれのプロ野球選手で、埼玉県川口市出身です。ポジションは投手で、右投右打のスタイルを持っています。現在は広島東洋カープに所属しており、チームの一員として活躍しています。

経歴

プロ入り前のキャリア

大道選手は小学校2年生の時、父の仕事の関係で海外のシンガポールに住んでいた際に野球を始めました。その後、6年生のときに日本に帰国し、地元の川口市立八幡木中学校に進学。中学校では軟式野球部に入部し、捕手から投手に転向しました。

春日部共栄高等学校に進学後は、2年生の春からベンチ入りし、秋にはエースの座を獲得しましたが、3年生の夏には県ベスト4にとどまり、甲子園出場は果たせませんでした。大学は八戸学院大学に進学し、1年生の春からベンチ入り。4年生の秋には富士大学との対戦で18奪三振を記録するなど、見事な活躍を見せました。最終的には、北東北大学野球連盟で22勝7敗、防御率1.75という素晴らしい成績を残しました。

2020年のプロ野球ドラフトで広島東洋カープから3巡目指名を受け、12月には契約金5000万円、年俸1000万円で仮契約を結びました。背番号は12に決定しました。

広島時代の活躍

2021年、オープン戦での素晴らしいパフォーマンスにより、ドラフト同期の栗林良吏選手や森浦大輔選手と共に開幕一軍入りを果たしました。初登板は4月1日の阪神タイガース戦で、見事に初ホールドを記録しました。その後、開幕から5試合連続無失点という快挙を達成し、ヒーローインタビューを受けることにもなります。その後、6月11日にはプロ初先発を果たし、5回をノーヒットに抑える素晴らしい投球を見せました。

2021年シーズン全体では、24試合に登板し、4勝4敗、防御率4.75という成績を残しました。シーズン終了後は年俸が500万円増の1500万円で契約を更改しました。2022年は3試合の先発登板に終わりましたが、2023年は中継ぎとして48試合に登板し、防御率2.72、3勝1敗、10ホールドという素晴らしい数字を残し、年俸は3000万円に増額となりました。

現在の状況と展望

2024年シーズンは開幕一軍スタートを果たした大道選手ですが、開幕早々に登板した横浜DeNA戦では失点を許し、4月には登録抹消となる厳しい展開になっています。しかし、若手選手としての成長が期待されている彼は、今後の活躍に注目が集まっています。

投球スタイルと人物

大道選手の最速ストレートは151km/hで、特にスライダーを強力な武器としています。それに加えて、チェンジアップやカットボール、カーブといった多彩な変化球を駆使することで打者を翻弄しています。また、甘いマスクを持つ彼は大学時代に「快速王子」と称され、ファンからの人気も高いです。目標とする投手は大学の先輩である青山浩二選手で、長く愛される選手になることを夢見て日々努力しています。

2023年12月には、プライベートでも素晴らしいニュースがあり、結婚の発表がありました。今後のさらなる成長と活躍が期待される大道温貴選手から目が離せません。

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