大野城市立御笠の森小学校

大野城市立御笠の森小学校

大野城市立御笠の森小学校（おおのじょうしりつ みかさのもりしょうがっこう）は、福岡県大野城市御笠川一丁目に位置する公立の小学校です。学校は、牛頸川と御笠川の合流点から北にある、御笠川の東岸に設立されています。周辺には、対岸にある大野城市立大野北小学校が存在し、地域の教育の中心として機能しています。

はだし教育の取り組み

この学校では、1980年代から「はだし教育」と呼ばれる独自の教育プログラムを取り入れています。このプログラムの目的は、児童の身体能力を向上させることです。具体的には、学校内では全ての児童が裸足で過ごすことが義務付けられており、4月から11月の間は、全校の児童が裸足でジョギングや縄跳びなどの運動に取り組んでいます。興味深いことに、2003年度には全国の小学生の足裏の測定が行われ、その結果、この学校の児童は土踏まずの形成において非常に高い率を示しました。実に92パーセントの児童がしっかりと土踏まずが形成されていることが確認されています。

定期的な百人一首大会

この小学校では毎年冬に「百人一首大会」が開催されており、児童たちはこの伝統的な日本文化を学び、楽しむ機会を得ています。この大会に参加することで、多くの児童が百人一首をしっかりと覚え、記憶力や集中力を養うことができます。そのため、卒業生たちはほとんどの場合、百人一首に精通していると言われています。

沿革と地域

大野城市立御笠の森小学校は1981年4月に開校しました。地域の通学区域は、中1丁目（24番を除く）、2丁目の1番から4番および6番、仲畑1丁目から4丁目、御笠川1丁目・4丁目、山田1丁目から3丁目にわたります。卒業後の進学先は大野城市立御陵中学校です。

アクセス

最寄りの交通機関へのアクセスも良好で、JR鹿児島本線の南福岡駅や西鉄天神大牟田線の春日原駅、または雑餉隈駅からの利用が可能です。これらの交通手段により、児童たちは通学や地域活動に参加しやすくなっています。

このように大野城市立御笠の森小学校は、地域に根ざした教育活動を展開し、特に身体能力の向上や伝統文化の学びに力を入れるユニークな学校です。

もう一度検索