大野直志

大野直志

大野直志（おおの なおし）は、青森県十和田市出身の元自転車競技選手であり、現在は高等学校教員として活動しています。

経歴

青森県立十和田工業高等学校時代には、当初弓道部に所属していましたが、「自転車愛好会」に加入したことがきっかけで自転車競技を始めました。東北学院大学に進学後は、全日本大学対抗選手権自転車競技大会（インカレ）などで優勝を果たし、その才能を開花させました。

大学卒業後は、実業団チームの日本鋪道に加入し、全日本アマチュア自転車競技選手権大会（全アマ）や国民体育大会などで優勝するなど、数々の実績を残しました。

1993年には、青森県立八戸工業高等学校（八戸工高）の実習助手となるため日本鋪道を退団し、チームFETラバネロに移籍しました。1994年のツール・ド・北海道では、総合優勝と個人総合ポイント賞をダブルで獲得する快挙を達成。ツール・ド・北海道の個人総合ポイント賞は、日本鋪道時代から通算して4回獲得しています。また、トラックレースの国際大会であるUCIトラックワールドカップクラシックスでは、1993年のコペンハーゲン大会におけるエリミネーション競走で2位、1995年のアデレード大会におけるポイントレースで3位に入賞するなど、国際舞台でも活躍しました。

2001年、青森県教育委員会が導入したスポーツ特別選考により、青森県の高等学校教員として採用されました。現在は、八戸工高の教諭として教鞭を執る傍ら、同校自転車競技部の監督として、次世代の育成に力を注いでいます。

参考文献

熱き指導者たち <7> 自転車　八戸工高監督　大野　直志 目指すのは「最速、最強」 - デーリー東北新聞社 2003年5月1日付
東北学院大学スポーツＯＢ連合会勲功章受賞者一覧

外部リンク

* 大野直志 - サイクリングアーカイヴス（英語）

もう一度検索