大関行江

大関 行江（おおぜき ゆきえ）

大関行江は、大阪府を出身とする元卓球選手で、現在は木村姓を名乗っています。日本卓球協会での段位は6段であり、特に日本式ペンホルダーと呼ばれる角丸型のラケットを使用したプレースタイルが特徴です。彼女は「ツッツキ主戦型」とも称され、主に前陣でのツッツキを駆使した試合運びで、1970年代に数多くの卓球タイトルを獲得し、名選手として知られています。

経歴

大関は大阪府池田市立北豊島中学校を卒業後、四天王寺高等学校に進学し、さらに青山学院大学に進むことになります。1967年には関東学生新人卓球選手権大会で女子シングルスとダブルスの両方で優勝し、その才能を見せつけました。翌1968年のジャカルタで開催されたアジア卓球選手権では、女子シングルスとダブルスで金メダルを獲得し、団体戦でも準優勝に輝き、さらなる活躍が期待されました。

1971年、名古屋で行われた世界卓球選手権では、同チームの小和田敏子、大場恵美子、今野安子と共に女子団体の優勝を果たし、国際舞台でもその実力を証明しました。大学卒業後は三井銀行に勤務し、引き続き卓球をプレーし続けました。

主な成績

大関行江の卓球キャリアの中での実績は数多く、以下に主な成績をまとめます。

世界卓球選手権

• - 1971年 名古屋大会：女子ダブルス3位、女子団体優勝
• - 1973年 サラエボ大会：女子団体3位
• - 1975年 カルカッタ大会：女子ダブルス3位、混合ダブルス3位、女子団体3位

アジア卓球選手権

• - 1967年 シンガポール大会：女子ダブルス準優勝
• - 1968年 ジャカルタ大会：女子シングルス優勝、女子ダブルス優勝、女子団体準優勝
• - 1972年 北京大会：女子シングルス準優勝、混合ダブルス3位、女子団体準優勝
• - 1974年 横浜大会：女子シングルス準優勝、女子ダブルス準優勝、女子団体優勝

全日本卓球選手権大会

• - 女子シングルス優勝：1970年、1971年、1973年、1975年の4回
• - 混合ダブルス優勝：1967年、1970年、1974年、1975年の4回

彼女の卓球への情熱と努力は、多くの若手選手の模範とされ、多くのファンから愛され続けています。卓球界における大関行江の功績は、長く記憶に残ることでしょう。

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