大阪テレビタレントビューロー

大阪テレビタレントビューロー（TTB）は、1969年4月17日に設立された、声優とアナウンサーのマネジメントを専門とする芸能事務所でした。略称はTTBとして知られていました。

TTBの特徴は、在阪テレビ局との契約を結ぶ女子アナウンサーが所属していた点です。これらのアナウンサーは、各局の番組に出演し、情報の発信や司会進行などで活躍しました。

また、TTBはゲーム業界にも深く関わっていました。特に、SNK（旧社）およびSNKプレイモア（現・SNK（新社））が開発した格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズには、多くの所属声優が参加しており、その独特なキャラクターボイスでゲームファンを魅了しました。

TTBは、アナウンサーと声優という異なる分野で才能をマネジメントする、ユニークな事務所として知られていましたが、2018年3月31日に会社清算を行い、その歴史に幕を閉じました。廃業に伴い、所属していた声優たちは、それぞれの活動を継続するため、他の芸能事務所（声優事務所）へと移籍しています。

TTBは、在阪局のアナウンサーやゲーム業界の声優を育成し、その才能を世に送り出す役割を担っていました。その廃業は、多くの関係者やファンに惜しまれました。しかし、TTBで培われた才能は、新たな事務所で活躍を続けており、その影響は今もなお色褪せていません。

TTBの足跡は、放送業界とゲーム業界における人材育成の歴史を語る上で、重要な一例として記憶されるでしょう。

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