大阪大学歯学部附属病院

大阪大学歯学部附属病院について

大阪大学歯学部附属病院は、大阪大学吹田キャンパス内にある歯科専門の大学病院です。1953年に大阪大学医学部附属病院から独立し、西日本初の国立大学歯学部附属病院として設立されました。以来、高度な歯科医療を提供し続けています。

沿革

1953年：大阪大学医学部附属病院より独立、大阪大学歯学部附属病院として発足。
1983年：中之島キャンパスから現在の吹田キャンパスへ移転。

診療科

病院には、以下の専門的な診療科が設置されています。

歯疾制御系科

保存科（歯質・歯内科）: 虫歯や歯の神経の治療を専門とします。
口腔治療・歯周科: 歯周病の治療や口腔内の疾患全般を扱います。
予防歯科: 虫歯や歯周病の予防を目的とした治療を行います。
小児歯科: 子供の歯の治療を専門に行います。

咬合咀嚼障害系科

口腔補綴科（第一補綴科）: 入れ歯やクラウンなどの補綴治療を行います。
咀嚼補綴科（第二補綴科）: 噛み合わせや咀嚼機能の改善を目的とした治療を行います。
矯正科: 歯並びや噛み合わせの矯正を行います。

口顎病態系科

口腔外科1＜制御系＞（第一口腔外科）: 口腔内の外科的疾患の治療を行います。
口腔外科2＜修復系＞（第二口腔外科）: 口腔外科の中でも、修復を目的とした治療を行います。
放射線科: 歯科領域のX線撮影やCT撮影などを行います。
歯科麻酔科: 歯科治療時の麻酔を行います。

中央診療施設等

病院には、以下の診療支援部門があります。

検査部: 各種検査を行います。
顎口腔機能治療部: 顎関節症などの治療を行います。
障害者歯科治療部: 障害を持つ方の歯科治療を行います。
口腔総合診療部: 複数の診療科にまたがる疾患を扱います。

センター

病院には、以下の専門的なセンターが設置されています。

一般歯科総合診療センター: 一般的な歯科疾患の治療を行います。
近未来歯科医療センター: 先進的な歯科医療技術の開発と提供を行います。
先端歯科医療部門: 最先端の歯科医療技術を研究・開発します。
再生歯科医療部門: 歯や歯周組織の再生医療に取り組みます。
口唇裂・口蓋裂・口腔顔面成育治療センター: 口唇裂や口蓋裂の治療を専門に行います。
国際歯科医療センター: 海外からの患者の治療を行います。
口腔がんセンター: 口腔がんの治療を専門に行います。
口腔インプラントセンター: インプラント治療を専門に行います。

医療機関の指定・認定

各種法令による指定や認定を受けており、各学会の認定施設でもあります。これにより、質の高い医療を提供しています。

先進医療

有床義歯補綴治療における総合的咬合・咀嚼機能検査：高度な技術を用いた義歯治療を提供します。

過去の先進医療

インプラント義歯
X線CT画像診断に基づく手術用顕微鏡を用いた歯根端切除手術

交通アクセス

大阪モノレール彩都線「阪大病院前駅」より徒歩15分
阪急バス「阪大歯学部病院前」停留所下車
* 阪急バス・近鉄バス「阪大本部前」停留所より徒歩5分

まとめ

大阪大学歯学部附属病院は、高度な専門性と先進的な技術を備えた歯科医療機関です。患者さんの様々なニーズに対応できるよう、幅広い診療科とセンターを設けています。地域社会の歯科医療に貢献するため、日々進化を続けています。

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