大阪市営バス長吉営業所

大阪市営バス長吉営業所について

大阪市営バス長吉営業所（おおさかしえいバスながよしえいぎょうしょ）は、大阪府大阪市平野区に位置していました。この営業所は、地域の公共交通機関として重要な役割を果たしており、主に平野区および東住吉区の路線を担当していました。最寄りのバス停は「長吉車庫前」で、最寄駅は大阪市営地下鉄谷町線の八尾南駅でした。

営業所概要

長吉営業所は、1966年に開設され、1980年には加美営業所を統合する形で路線を拡充しました。2005年からは大阪運輸振興への業務委託が始まり、2013年3月31日に廃止されるまでの間、地域バスの運行を行っていました。廃止時、長吉営業所が管理していた路線は、住吉営業所や東成営業所へと移管されました。

主要な路線

長吉営業所では、様々な路線が運行されていました。以下はいくつかの主要系統についての概要です。

1号系統

1号系統は出戸バスターミナルからあべの橋を結ぶ路線でした。この路線はJR平野駅筋と平行して走行し、多くの利用者に親しまれていました。2002年の改編前は幹線1号系統として運行されていましたが、改編後は運行区間が短縮され、その後住吉営業所に引き継がれました。

2号系統

2号系統は長吉車庫前から出戸バスターミナルまでの運行を担当していました。この路線は長吉ターミナルと直結し、入出庫運用も兼ねて早朝から深夜まで運行されていました。2013年の廃止後、運行は住之江営業所に移管されました。

3号系統

3号系統は南港通や国道26号線を経由し、平野区から住之江区に至る長距離運行を行っていました。この路線は多くの市区を横断する便利な系統であり、大阪市内の交通基盤を支える役割を果たしていました。

4号系統

4号系統は、平野区から住吉区を結ぶ路線で、地下鉄長居を経由して浅香まで運行されていました。2012年の路線改定で、運行区間や系統番号が変更されるなど、地域のニーズに応じた調整が行われていました。

9号系統

9号系統は、出戸バスターミナルから平野区を経由し、長い歴史を持つ路線でした。初期の頃は幹線9号系統としてあべの橋まで運行されていましたが、改編後はルートが変更され、現在の運行形態に至りました。

営業所のメンテナンスと車両

長吉営業所では、大型車や中型車が運用され、特にCNGバスが導入されていました。また、ハイブリッドノンステップバスの導入も行われ、環境にも配慮された運行が実施されていました。車両のメンテナンスや管理は堅実に行われており、地域住民の交通手段としての信頼を築いていました。

終焉とその後

2013年の廃止に伴い、長吉営業所の運行は他営業所へと移管されましたが、その地域における公共交通の重要性は変わらず、住民たちの生活を支え続けています。営業所があった地域では、公共交通機関への要望が根強く、今後の発展が期待されるところです。長吉営業所は、地域交通の歴史に名を刻む存在として、多くの人々に記憶され続けることでしょう。

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