大阪市立佃西小学校

大阪市立佃西小学校

大阪市立佃西小学校は、大阪府大阪市西淀川区に位置する公立小学校です。本校の歴史は、地域の産業構造の変化と密接に関連しています。

西淀川区佃地区は、昭和初期から昭和後期にかけて、多くの工場が立ち並ぶ大規模な工業地帯でした。しかし、1970年代以降、工場の郊外移転が進むにつれ、跡地にはマンションや団地が次々と建設され、地域の人口構成は大きく変化しました。

この人口増加に伴い、近隣の大阪市立佃小学校の児童数が増加。その対応策として、1977年2月、佃小学校内に分校が設置されました。当初は3年生と4年生を受け入れる学年分校でしたが、1979年4月1日、大阪市立佃西小学校として独立開校を果たしました。

開校当初は1年生から6年生までの児童が在籍していました。その後も児童数の増加は続き、1990年4月には、大阪市立佃南小学校を分離。しかし、時代の流れとともに佃南小学校の児童数が減少したため、2020年4月1日、両校は再び統合されました。

このように、大阪市立佃西小学校の歴史は、地域の産業構造の変化や人口動態を反映した、波乱に富んだものでした。1980年6月には開校記念式典が盛大に行われ、1993年6月には校歌が制定されるなど、学校の歴史を彩る数々の出来事がありました。

現在、大阪市立佃西小学校の通学区域は、大阪市西淀川区千舟1丁目～3丁目、佃2丁目15番の一部、佃3丁目～7丁目となっています。卒業生は、多くの場合、大阪市立佃中学校へ進学します。最寄りの駅は阪神本線の千船駅で、学校までは駅から北へ約400mの距離にあります。

大阪市立佃西小学校は、地域の変遷を肌で感じながら歩んできた学校です。これからも地域社会に貢献し、子どもたちの成長を支える役割を担っていくことでしょう。その歴史と伝統は、未来へと受け継がれていくことでしょう。

年表

1977年2月：大阪市立佃小学校分校として授業開始（3・4年生）。
1979年4月1日：大阪市立佃西小学校として独立開校（1～6年生）。
1980年6月：開校記念式典。
1990年4月：大阪市立佃南小学校分離。
1993年6月：校歌制定。
2020年4月1日：大阪市立佃南小学校統合。

アクセス

* 阪神本線 千船駅より北へ約400m

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