大阪市立海老江東小学校

大阪市立海老江東小学校について

大阪市立海老江東小学校は、大阪府の大阪市福島区に位置する公立の小学校です。この学校は、地域の教育を支えながら、未来を担う子供たちを育成するための重要な役割を果たしています。校区は、野田阪神の北側から淀川の南岸に広がっており、多くの子供たちが通学しています。

沿革の歴史

この小学校の起源は、1933年に遡ります。当時の大阪市にあった鷺洲第一尋常小学校と鷺洲第三尋常小学校の校区を再編成し、新たに大阪市鷺洲第六尋常小学校として開校しました。開校式は1933年5月20日に行われ、この日が創立記念日として定められました。

1941年には国民学校令の施行により、大阪市立海老江東国民学校に改名されました。これは、戦時中の国民教育方針に基づくもので、大阪市内で数多くの学校が同様の改編を受けました。

戦争が続く中、1944年以降、児童たちは学童疎開を経験しました。福島区の小学校は広島県に疎開先が指定され、海老江東校の児童も広島県内の複数の村に集団で疎開を実施しました。しかし、1945年6月には第三次大阪大空襲によって校舎が半焼するという被害を受けました。

1947年、学制改革が行われこの学校は再び大阪市立海老江東小学校と名を改め、現代の姿が形成されました。

年表

• - 1933年4月9日: 大阪市鷺洲第六尋常小学校として開校
• - 1941年4月1日: 国民学校に改称
• - 1944年: 学童疎開を実施
• - 1945年6月7日: 空襲で校舎が被害
• - 1947年4月1日: 大阪市立海老江東小学校に改称
• - 1966年5月: 緑化推進校に指定
• - 1970年: 大阪府の花と緑の推進校に指定
• - 1982年: 国語科の研究校に指定
• - 1994年: 学校図書館の研究校に指定
• - 2006年: 全日本学校歯科保健優良校として表彰

通学区域と交通

海老江東小学校の通学区域は、福島区の海老江1丁目の一部、2丁目の全域、3丁目の一部および4丁目の全域となっており、卒業生は大阪市立八阪中学校に進学します。また、交通アクセスについても良好で、JR東西線の海老江駅から北へ約400m、Osaka Metro千日前線の野田阪神駅と阪神本線の野田駅からも同様の距離でアクセス可能です。

まとめ

大阪市立海老江東小学校は、長い歴史を有する教育機関として地域社会に根ざし、子供たちの成長を見守ってきました。過去の歴史や出来事に支えられながら、今後も地域の教育の中心として、その役割を果たしていくことでしょう。

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