大阪市立茨田北中学校

大阪市立茨田北中学校

大阪市立茨田北中学校（おおさかしりつ まったきた ちゅうがっこう）は、大阪府大阪市鶴見区に位置する公立の中学校です。広大な敷地とユニークな立地が特徴です。

概要

本校の敷地面積は21,592平方メートルに及び、大阪市立中学校の中でも特に広い部類に入ります。かつては、市立中学校としては珍しく食堂が設けられていましたが、現在は使用されていません。学校は鶴見緑地の東側一帯を校区としており、その範囲は大阪市内に留まらず、守口市、門真市、大東市、東大阪市という隣接する四つの市とも境界を接しています。さらに、学校の敷地の一部、具体的にはプールや運動場、そして別棟の小体育館である格技室の一部は、大阪市の市境を越えて門真市側にかかっているという珍しい特徴を持っています。

沿革

学校の歴史は、近隣の大阪市立茨田中学校の生徒数増加による過密状態を解消するため、1966年に同校の分校として開設されたことに始まります。学校建設に際して、それまでハス畑や葦が群生していた湿地帯が整備され、現在の校地となりました。分校としてスタートした当初は、新入学の1年生のみを収容する形を取り、その後、学年が進むにつれて段階的に生徒を受け入れていきました。そして、1年生から3年生までの全学年が揃った1968年4月に、独立した学校として「大阪市立茨田北中学校」が正式に開校しました。

主なできごと

• - 1966年：大阪市立茨田中学校の分校として開設される。
• - 1968年4月：大阪市立茨田北中学校として独立し、開校。
• - 1968年8月：プールが完成する。
• - 1970年2月：講堂と体育館を兼ねた施設が完成する。
• - 1993年2月：新たな体育館が建設される。
• - 1996年4月：新しいプール施設が完成する。
• - 2016年3月：当時の校長が2月29日に行った全校集会での講話内容が問題視される事態が発生する。

通学区域

本校が定めている通学区域は、以下の小学校区とその範囲を含みます。

大阪市立茨田北小学校
大阪市立茨田東小学校
大阪市立焼野小学校

具体的な町名としては、大阪市鶴見区内の茨田大宮1丁目から4丁目、浜2丁目から5丁目、焼野1丁目から3丁目、安田1丁目から4丁目が対象となります。また、諸口4丁目および諸口5丁目の一部も通学区域に含まれます。

交通アクセス

公共交通機関を利用する場合、最寄りの駅は大阪メトロ長堀鶴見緑地線に位置しています。鶴見緑地駅からは学校まで東へおよそ1.2キロメートル、門真南駅からは南西へおよそ1キロメートルです。また、路線バスを利用する際は、大阪シティバスまたは近鉄バスの「安田」バス停が便利です。バス停からは学校まで北へ約700メートルです。ただし、近鉄バスについては、住道行きの便が土曜日に1本のみ運行されるなど、利用可能な便が非常に限られています。

関連情報

大阪府中学校一覧
* 大阪市立茨田北中学校公式サイト

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