大阪府立産業技術総合研究所

大阪府立産業技術総合研究所について

大阪府立産業技術総合研究所（愛称：産技研）は、大阪府における産業技術の発展を支えた公設試験研究機関です。その歴史は古く、1929年に大阪府工業奨励館として設立されたことに始まります。長年にわたり、大阪府の産業界の技術革新を牽引する重要な役割を担ってきました。

概要

産技研は、大阪府内の技術開発推進拠点として、地域産業の発展に大きく貢献してきました。1996年4月には、現在の和泉市あゆみ野（トリヴェール和泉）に移転し、新たなスタートを切りました。

名称が似ているため混同されがちですが、独立行政法人産業技術総合研究所（産総研）とは、直接的な関係はありません。両機関は、それぞれ異なる目的と活動範囲を持っています。

沿革

産技研の歴史は、大阪府の産業発展の歴史と深く結びついています。以下にその主な沿革を示します。

1929年4月：大阪府工業奨励館が、大阪市西区江之子島の旧大阪府庁舎跡に創設されました。
1934年：泉大津分館が設置されました。
1939年：堺分館が設置されました（工業系）。
1942年4月：泉大津分館が独立し、大阪繊維工業指導所が創設されました。
1968年4月：大阪府立工業技術研究所（工業系）と大阪府立繊維技術研究所（繊維系）に名称変更されました。
1987年11月：両研究所が再編され、大阪府立産業技術総合研究所に名称変更されました（3本所、2技術センター、1試験所）。
1996年4月：和泉市あゆみ野（トリヴェール和泉）に新築移転しました。
2012年4月：地方独立行政法人化し、「地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所」に移行しました。
2017年4月1日：地方独立行政法人大阪市立工業研究所と合併し、地方独立行政法人大阪産業技術研究所本部・和泉センターとなりました。

交通アクセス

大阪産業技術研究所本部・和泉センターへのアクセスは以下の通りです。

電車・バス: 泉北高速鉄道和泉中央駅から南海バス5番乗り場より、300系統「大阪技術研前」行き、または302系統、303系統「和泉商工会議所前」行きに乗車し、約10分。
* 車: 阪和自動車道岸和田和泉インターチェンジから北へ約3km。

現在

大阪府立産業技術総合研究所は、大阪市立工業研究所との合併を経て、大阪産業技術研究所本部・和泉センターとなり、新たな体制で大阪の産業技術の発展に貢献しています。

外部リンク

大阪産業技術研究所

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