大阪府立芦間高等学校

大阪府立芦間高等学校について

大阪府立芦間高等学校（おおさかふりつ あしま こうとうがっこう）は、大阪府守口市外島町に位置する公立の高等学校です。2002年4月に、大阪府立守口北高等学校と大阪府立守口高等学校の統廃合を経て設立されました。かつての守口北高等学校の敷地を引き継ぎ、総合学科高校として運営されています。

校名の由来

校名の「芦間」は、守口市周辺がかつてアシ（芦）の自生地であったことに由来しています。アシは汚染された水を浄化したり、生態系を保護したりする重要な植物であり、学校名は生徒たちが基礎学力を身につけつつ、総合的な視点から多様な科目選択を行い、自ら学び考える力を育んでほしいという願いが込められています。

教育方針と授業内容

この学校では、特に英語や数学の科目において習熟度別の少人数授業が行われており、学習効果が高まるよう工夫されています。また、情報科や社会科学においてはティームティーチングも導入され、さまざまな視点からのアプローチが可能です。

さらに、「自然科学とテクノロジー」「文化と社会」「国際理解とコミュニケーション」「造形とメディア表現」「生活と健康」の5つの系列に分かれ、約140の科目が提供されています。情報技術の活用も重視され、授業の中でコンピュータやインターネットを使った学びが進められています。

特別支援教育

知的障害を持つ生徒を支援する「共生推進教室」が設置されており、こちらの生徒たちは大阪府立むらの高等支援学校に籍を置きながら、週4回芦間高等学校に通って授業や特別活動に参加します。指導は、両校の教員が連携して行われ、きめ細やかな支援がなされています。

姉妹校の提携

大阪府立芦間高等学校は、国際交流の一環として、アメリカのレイニー高校やニュージーランドの複数の高校と姉妹校提携をしています。これにより、生徒たちには国際的な視野を広げる機会が提供されています。

歴史と沿革

この学校の歴史は、前身である守口高等学校にさかのぼります。守口高等学校は1923年に設立され、戦時中に経営母体が変更されつつ、商業科目から普通科目へと移行しました。1966年には大阪府立守口高等学校と改称し、最終的には2004年に全日制普通科が廃校となりました。

守口北高等学校も1978年に開校されたものの、2004年に閉校になり、その後、現在の芦間高等学校が使用されています。

交通アクセス

大阪府立芦間高等学校は、Osaka Metro谷町線の守口駅から北へ約400m、京阪本線の守口市駅からは約900mの距離に位置しています。通学に便利な立地ということもあり、多くの生徒が安全に通学しています。

以上が大阪府立芦間高等学校の概要です。多様な教育内容と環境が整ったこの学校で、多くの生徒が自らの能力を向上させ、未来に向けて邁進しています。

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