大阪府第15区

大阪府第15区について

大阪府第15区（おおさかふだい15く）は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区であり、1994年の公職選挙法改正によって設置されました。この選挙区は、南河内地域の一部を構成しており、特に羽曳野市と藤井寺市を除いた地域がその範囲です。

現在の区域

2013年の公職選挙法改正以降、大阪府第15区は以下の市町を含む区域となりました。

• - 堺市
• - 美原区
• - 富田林市
• - 河内長野市
• - 松原市
• - 大阪狭山市
• - 南河内郡

この区域は、かつての中選挙区制度時代では旧4区に属していました。そのため、それ以前の選挙結果や候補者の動向が今日の選挙区の情勢に影響を与えていると言えるでしょう。

過去の選挙結果

小選挙区制度が導入された第41回衆議院議員総選挙では、自民党の竹本直一が初当選を果たしました。その後、彼は第44回まで連続当選を果たしましたが、2009年第45回では民主党への支持が高まり、同党の新人、大谷啓が当選し、竹本は比例復活となりました。これは、政治的な潮流の変化を表しています。

さらに、第46回の選挙では、日本維新の会から出馬した浦野靖人が当選するなど、自民党にとっては厳しい状況が続きました。竹本はその後も比例復活を果たしましたが、大谷は民主党を離党して日本未来の党から立候補したものの、結果は芳しくなく落選しました。

第47回の選挙では、自民党の規定による定年制のため、竹本は比例近畿ブロックに重複立候補できなくなり、苦しい状況の中でも浦野を破り、9年ぶりに小選挙区において勝利を収めました。また第48回も同様の結果となり、竹本は再び小選挙区当選を果たしましたが、彼の引退により後継者の選出が求められることとなります。

最近の選挙動向

第49回衆議院議員総選挙では、竹本が引退を表明し、後継者として娘婿の加納陽之助が立候補しました。しかし、浦野が大差で勝利し、加納は比例復活を果たすことができませんでした。この選挙では、スタート時から厳しい状況が続いていることが伺えます。

投票率と選挙結果

各選挙における有権者数や投票率も注目されています。例えば、2021年の選挙では有権者数が約39万人に達し、最終投票率は55.78%でした。一方、2017年は48.08%と、全体の全国投票率とも関連が見られます。

今後、大阪府第15区の政治状況や候補者の動きに関する情報がどのように変化していくのか、今後の選挙にも注視する必要があります。

もう一度検索