大阪教育大学女子ハンドボール部

大阪教育大学女子ハンドボール部

大阪教育大学女子ハンドボール部は、関西学生ハンドボール連盟に加盟する、大阪教育大学の女子ハンドボールチームです。全国レベルの舞台である全日本学生ハンドボール選手権大会（インカレ）において、輝かしい戦績を残しています。

歴史

チームは全日本学生選手権において、印象的な足跡を残してきました。特に2010年代には、強豪として全国の頂点を争う常連校となりました。この時期、学生ハンドボール界を牽引する存在であった大阪体育大学とは、幾度となく決勝や重要な局面で対峙し、互いにしのぎを削るライバル関係を築きました。

最初の大きな栄光は2010年に訪れます。この年の全日本学生選手権において、チームは快進撃を見せ、決勝へと駒を進めました。決勝の相手は、この時期の絶対王者とも言える大阪体育大学でした。緊迫した試合は、規定の60分を終えて25対25の同点となり、延長戦に突入します。激闘の末、大阪教育大学は32対30で勝利を収め、歴史に残る初優勝を達成しました。

翌2011年、チームは連覇を目指し再び全日本学生選手権の決勝に進出しました。前年と同じく対戦相手は大阪体育大学となりましたが、この試合は14対18で敗れ、惜しくも準優勝という結果に終わりました。

そして2012年、チームは3年連続で全日本学生選手権の決勝の舞台に立ちました。相手はまたしても大阪体育大学でした。この年の決勝も白熱した展開となり、大阪教育大学は28対27という僅差で勝利を掴み取りました。この優勝は、2年ぶり2度目の全国制覇となりました。

その後もチームは全国大会で存在感を示します。2014年には2年ぶりに全日本学生選手権の決勝に進出しましたが、大阪体育大学との対戦で13対28と敗れ、準優勝となりました。2015年の全日本学生選手権では、準決勝で東京女子体育大学に20対21という僅差で惜敗し、決勝進出は叶いませんでした。さらに2017年の全日本学生選手権では、3年ぶりに決勝へと進みましたが、再び大阪体育大学に18対23で敗れ、準優勝という結果となりました。この時期を通して、大阪体育大学とのライバル対決は、多くのハンドボールファンを魅了しました。

獲得タイトル

全日本学生ハンドボール選手権大会：2回（2010年、2012年）

主な出身選手

大阪教育大学女子ハンドボール部からは、卒業後も国内トップリーグや実業団で活躍する多くの選手を輩出しています。

植垣 暁恵（2007年卒）：元・広島メイプルレッズ
松村 杏里（2014年卒）：元・ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング
板野 陽（2015年卒）：イズミメイプルレッズ
髙宮 咲（2015年卒）：HC名古屋
眞継 麻礼（2015年卒）：イズミメイプルレッズ
笠原 有紗（2016年卒）：HC名古屋
堀川 真奈（2016年卒）：イズミメイプルレッズ
宇野 史織（2018年卒）：HC名古屋
村松 沙耶（2019年卒）：イズミメイプルレッズ

これらの選手たちは、学生時代に培った力と経験を基に、社会人ハンドボール界でも重要な役割を担っています。

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