大阪港駅

大阪港駅について

大阪港駅（おおさかこうえき）は、大阪府大阪市港区の築港三丁目に位置する大阪市高速電気軌道（Osaka Metro）の中央線上にある駅です。駅番号はC11であり、所在地は海に近く、観光地としても知られる天保山の近くにあります。

駅名標には「天保山」という副駅名が表示され、車両の自動放送でも「次は、大阪港、大阪港、天保山」と案内されています。これは、駅が観光地にアクセスする重要な地点であることを示しています。

歴史

この地域は、江戸時代から続く大阪港の発展に深く関わってきました。江戸時代以来の船着き場が大型商船の桟橋として使われ、多くの人や物が行き交った場所です。大阪市電の築港線が開通し、大阪港電停が存在した時期もありましたが、1960年には地下鉄建設の影響で廃止されました。

年表

• - 1961年（昭和36年）12月11日：大阪市営地下鉄4号線（現在のOsaka Metro中央線）の当駅から弁天町駅までの区間が開通し、同時に駅が開業しました。
• - 1997年（平成9年）12月18日：OTSテクノポート線が開業し、相互直通運転が開始されました。この時、当駅は境界駅としての役割を果たしています。
• - 2005年（平成17年）7月1日：OTSの鉄道事業が大阪市交通局に譲渡され、駅は大阪市営地下鉄に一本化されました。
• - 2018年（平成30年）4月1日：大阪市交通局が民営化され、Osaka Metroに改称されました。

駅構造

大阪港駅は高架の島式ホームを持つ構造で、ホームが3階、改札が2階に設置されています。東西それぞれに改札口があり、利用者に便利なアクセスを提供しています。また、終着駅時代には両方のホームから長田方面行きの電車が発車していました。

利用状況

2020年11月のデータによれば、この駅の日々の乗降人員は14,462人でした。そのうち乗車人員が7,256人、降車人員が7,206人で、中央線で最も少ない利用者数を記録しています。

駅周辺の施設

大阪港駅周辺には多くの観光施設や商業施設があります。主要なものには以下のような場所があります：

• - 天保山ハーバービレッジ、
• - 海遊館、
• - 天保山大観覧車、
• - 大阪文化館・天保山、
• - 天保山マーケットプレース、
• - なにわ食いしんぼ横丁、
• - ホテルシーガルてんぽーざん大阪、
• - 天保山公園など。

また、周辺には中学校や小学校、病院、官公庁等も揃っており、地域の生活圏としても機能しています。主要な交通機関としては、バス路線も利用可能で、地下鉄大阪港駅および築港一丁目が最寄りの停留所です。

ここで提供される交通の利便性と観光地へのアクセスが、大阪港駅の特徴であり、多くの人々に利用されています。地域の発展とともに、今後も重要な役割を果たし続けることでしょう。

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