大阪産業大学ラグビー部

大阪産業大学体育会ラグビー部

大阪産業大学体育会ラグビー部は、大阪府大東市にキャンパスを置く大阪産業大学の体育会に所属するラグビーユニオンチームです。チームの正式名称は「Osaka Sangyo Univ Rugby Football Club」であり、一般的には「大産大ラグビー部」として知られています。現在、関西大学ラグビーリーグ戦においては、Bリーグに所属しています。

歴史

チームの歴史において、最も特筆すべき出来事の一つは、関西大学ラグビーリーグ戦の最高峰であるAリーグへの昇格経験です。これは、2008年度シーズンのリーグ戦終了後に行われたA・Bリーグ入替戦で実現しました。この年の入替戦では、Bリーグを勝ち上がった大阪産業大学が、Aリーグのチームと対戦しました。相手は近畿大学で、緊迫した試合展開となりましたが、最終的に大阪産業大学が24対17というスコアで勝利を収めました。この劇的な勝利により、チームは創部以来初となるAリーグへの昇格を果たしました。

鳴り物入りで迎えた2009年度シーズンでしたが、強豪ひしめくAリーグでは苦戦が続き、思うような結果を残せませんでした。チームは勝利を重ねることができず、最終的にリーグ最下位となる8位でシーズンを終えることになります。この結果、規定により再び入替戦に臨むことになりました。前年勝利してAリーグへの扉を開いた近畿大学との再戦となりましたが、この試合は10対69と大差での敗北を喫し、残念ながらわずか1年でBリーグへの降格が決定しました。この経験は、Aリーグのレベルの高さを知ると同時に、チームの課題を明確にする貴重な機会となりました。その後、チームは再びAリーグ昇格を目指し、Bリーグでの戦いを続けています。

主な在籍選手

チームを牽引する現在の主な選手としては、以下が挙げられます。（情報は特定の時点のものです）

石川 海翔 選手：主将を務めるチームの要。ポジションはセンター（CTB）。大阪産業大学附属高等学校出身。
西山 光太郎 選手：副将の一人としてチームを支える。ポジションはフランカー（FL）。天理高等学校出身。
宮内 慶大 選手：こちらも副将としてチームを支える存在。ポジションはプロップ（PR）。東福岡高等学校出身。

これらの選手を中心に、チームは日々練習に励んでいます。

かつて在籍した選手

大阪産業大学ラグビー部からは、卒業後にトップリーグ（現在のジャパンラグビーリーグワン）などで活躍した選手も輩出されています。以下にその一部を紹介します。

金 栄釱（キム・ヨンデ） 選手：ポジションはフランカー（FL）。卒業後は近鉄ライナーズに入団し、その後ホンダヒート、リコーブラックラムズ、NTTドコモレッドハリケーンズと移籍しながら長くプレーしました。江の川高等学校（現：石見智翠館高等学校）出身。
タウモエペアウ・シリベヌシ 選手：ポジションはセンター（CTB）。大学卒業後、六甲クラブを経て、トップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツ、さらに豊田自動織機シャトルズでプレーしました。トンガカレッジ出身。
トゥクフカ・トネ 選手：ポジションはセンター（CTB）。秋田ノーザンブレッツ、コカ・コーラレッドスパークスを経て、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスで活躍しました。タウモエペアウ選手と同じくトンガカレッジ出身です。
山本 将太 選手：ポジションはセンター（CTB）およびフルバック（FB）。大学卒業後は、釜石シーウェイブス、六甲クラブでプレーした後、ヤマハ発動機ジュビロ（現：静岡ブルーレヴズ）で活躍しました。大阪桐蔭高等学校出身。
レバ・フィフィタ 選手：ポジションはロック（LO）。トンガ代表としての国際経験も豊富で、卒業後は日本のクラブを経ず、海外のプロクラブであるフランスのFCグルノーブルやアイルランドのコナートでもプレーしました。

これらのOBたちの活躍は、後輩たちにとって大きな目標となっています。

関連項目

大阪産業大学
全国大学ラグビーフットボール選手権大会
関西大学ラグビーリーグ戦
日本の大学ラグビーチーム

外部リンク

チームの最新情報や活動状況は、以下の公式サイトおよびSNSで確認できます。

公式サイト
大阪産業大学ラグビー部 (@osu_Rugby) - X（旧Twitter）

（注：リンク先は情報提供に含まれていなかったため便宜的に[リンク先]と記載しています）

大阪産業大学ラグビー部は、関西大学ラグビー界でのさらなる飛躍を目指し、挑戦を続けています。Aリーグ復帰、そしてその定着に向けた今後の活動が期待されます。

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