大阪発電所

大阪発電所について

大阪発電所は、大阪府大阪市住之江区に位置していた関西電力の火力発電所です。1959年に運転を開始し、約40年にわたって地域の電力供給に寄与してきました。最初の発電機である1号機の操業は、1959年4月から始まり、全ての発電ユニットが2003年12月25日まで稼働しました。

発電設備の概要

発電所には以下の4つの発電ユニットが設置されていました：

• - 1号機

定格出力は15.6万kWで、初めは石炭を燃料にしていましたが、後に重油及びLNGの混焼に転換されました。1980年代から運転を開始し、2003年に廃止されました。

• - 2号機

こちらも15.6万kWの定格出力を持ち、業務開始は1959年の10月。1号機と同様に、石炭から重油に燃料転換が行われ、2003年に廃止されました。

• - 3号機

発電容量は2号機と同じく15.6万kW。1960年2月に営業運転を開始し、こちらも重油を使用する形で運営されていました。2003年に終了となりました。

• - 4号機

最後の発電ユニットであり、定格出力は15.6万kWでした。1960年3月から運用が始まり、重油および瀝青質混合物を燃料とするモデルにて操業。こちらも2003年に運転を終了しました。

合計で発電所の総出力は62.4万kWに達していました。

燃料の転換と老朽化

最初は全ての発電機が石炭専焼でしたが、環境問題や経済性の現れとして重油に転換され、さらには1号機では重油とLNGの混焼に進化しました。これにより、より効率的で環境への影響が少ないエネルギー供給が目指されました。

老朽化が進む中、発電所は次第に稼働を停止し、最終的にはすべてのユニットが廃止される運びとなりました。その後、大阪発電所の跡地は新たにパナソニックによるリチウム二次電池工場が建設され、発展を遂げています。

関連項目

大阪発電所は関西電力の重要な資産であり、また日本全国に存在する火力発電所の一部として位置付けられています。発電所の運営を通じて、日本のエネルギー政策にも影響を与えた施設と言えるでしょう。

結論

大阪発電所は地域の電力供給に長年貢献した発電所であり、燃料の多様化と技術革新が進んだ歴史があります。現在では、その跡地が新たなテクノロジーの拠点として生まれ変わっています。

もう一度検索