大阪運輸支局

大阪運輸支局について



大阪運輸支局（おおさかうんゆしきょく）は、国土交通省の地方支分部局の一つであり、近畿運輸局の管轄内に位置しています。主に自動車や船舶に関する登録や検査を行っており、特に小型船舶操縦免許証の受付など海事部門を担当しています。ただし、海事に関しては原則として近畿運輸局の直轄区域に含まれています。また、大阪運輸支局は、管轄区域内に2つの出先機関を持っています。

所在地



大阪運輸支局は、大阪府寝屋川市高宮栄町12-1に所在し、京阪本線の寝屋川市駅から徒歩約5分の場所にあります。また、2つの出先機関は以下の通りです。

管轄区域



大阪運輸支局の管轄区域は、大阪府北部の池田市、箕面市、豊中市、吹田市、摂津市、茨木市、高槻市、守口市、門真市、寝屋川市、枚方市、交野市、四條畷市、大東市、東大阪市、八尾市、豊能郡、三島郡に及びます。
  • - ナンバープレート: この地域では「大阪」ナンバーが交付されます。
なお、なにわ自動車検査登録事務所は大阪市内を管轄し、「なにわ」ナンバーを交付しています。和泉自動車検査登録事務所は大阪府南部を担当し、柏原市、松原市、藤井寺市、羽曳野市、富田林市、河内長野市、大阪狭山市、堺市、高石市、泉大津市、和泉市、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉南市、阪南市、南河内郡、泉北郡、泉南郡の地域が含まれ、「和泉」ナンバー及び堺市におけるご当地ナンバー「堺」も交付されています。

組織構成



大阪運輸支局は、課制からスタッフ制に移行しており、それぞれの部門には首席運輸企画専門官が配置されています。ただし、検査・整備部門には首席陸運技術専門官が配置されています。具体的な組織には、支局長、次長、総務・企画部門、輸送部門、監査部門、検査・整備部門、そして登録部門が含まれます。

沿革



大阪運輸支局は、1949年に運輸省大阪府陸運事務所として設立され、その際には「大」ナンバーが交付されていました。1964年には、交付ナンバーが「大」から「大阪」及び「泉」に変更されました。1983年には、大阪市内に大阪府陸運事務所なにわ支所を新設し、「なにわ」ナンバーの交付が始まりました。また、1988年には和泉支所のナンバーが「泉」から「和泉」に変更され、2007年には和泉自動車検査登録事務所でご当地ナンバー「堺」の交付が始まりました。

参考情報



「大阪」ナンバーは当初、大阪府全域に交付されていました。また、「なにわ」ナンバーは大阪市を管轄しているものの、「大阪」を使用することができず、大阪市の古称が用いられています。このため、平仮名で表記されることとなりました。これは他にも例があり、平仮名ナンバーは「いわき」や「とちぎ」、「つくば」などがあります。なお、これに対し、「和泉」ナンバーの交付開始前には、特定の大阪市の区域に対して「泉」ナンバーが交付されていましたが、これは地名表示の原則を踏まえたものです。

参考リンク



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