天保山大橋 (大阪府)

天保山大橋：大阪湾のランドマーク

大阪湾に雄大な姿を現す天保山大橋は、1990年に完成した全長640mの斜張橋です。阪神高速5号湾岸線の一部として、大阪市港区築港と此花区桜島を結び、大阪の交通ネットワークを支える重要な役割を担っています。

その特徴的なデザインは、大阪の街の風景に溶け込みながらも、存在感を放ちます。橋の主塔は地上152mにまでそびえ立ち、その高さから大阪湾の壮大な景色を一望できます。橋桁下部は45mの高さがあり、大型船舶の航行もスムーズに行えるように設計されています。

橋の幅員は25.3mと広く、6車線の道路が整備され、スムーズな交通の流れを確保しています。制限速度は80km/hと高速道路並みのスピードで走行できるため、近隣の地域へのアクセスも容易です。桜島側と築港側では主塔の幅が異なる点も、天保山大橋の細やかな設計に表れています。

天保山大橋は自動車専用橋であるため、徒歩や自転車での通行はできません。徒歩や自転車での通行を希望する場合は、近くの天保山渡を利用することができます。

周辺には、多くの観光スポットが集中しています。特に有名なのは、天保山ハーバービレッジとユニバーサル・スタジオ・ジャパンです。天保山ハーバービレッジは、ショッピングや食事を楽しむことができる複合施設で、天保山大橋の美しい景色を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、世界的に有名なテーマパークで、多くの観光客を魅了しています。

天保山大橋は、単なる交通インフラを超えた、大阪の象徴的な存在です。その雄大な姿は、大阪の街の景観に彩りを添え、人々の生活を支えるだけでなく、観光客にも感動を与え続けています。橋の設計や建設には、多くの技術者や関係者の努力が注がれ、その成果が今日、人々の生活に役立っています。

今後、さらなる発展が予想される大阪湾地域において、天保山大橋は交通の要所として、そして大阪のランドマークとして、その役割を担い続けていくでしょう。橋の維持管理についても、関係機関によって継続的な取り組みが行われ、安全で快適な通行環境が確保されています。

要目

完成年次：1990年
橋長：640m
中央径間長：350m
主塔高：152m
桁下高：45m
幅員：25.3m
車線数：6車線
制限速度：80km/h
ランプ：天保山出入口

周辺の主な施設

天保山ハーバービレッジ
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
天保山渡（徒歩・自転車用）

関連リンク

* CVV(Civil Veterans & Volunteers)HP：天保山大橋(TEMPOHZAN BRIDGE)

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