天心区

天心区（てんしんく）

天心区は、中華人民共和国湖南省長沙市に位置する市轄区です。長沙市の南部に位置し、歴史的な変遷を経て現在の形となりました。

歴史

天心区の歴史は、1934年（中華民国23年）に長沙市に4つの区が設置された際に、第2区（城南区）として誕生したことに始まります。当時の城南区は4坊15保を管轄していました。

1938年（民国27年）に区制が廃止されると、区域は黄道鎮、礼賢鎮、天心鎮に分割されました。同年11月には長沙市自体が廃止され、長沙県に移管されることになり、城南、城北の2鎮となりました。

1944年（民国33年）には、日本軍が長沙を占領し、城南鎮が設置されました。しかし、1945年（民国34年）に日本が敗戦し、中華民国の施政権が回復すると、再び城南区が設置されました。

中華人民共和国成立後も城南区の行政区画はそのまま引き継がれましたが、1996年7月10日に天心区と改称され、現在に至ります。

行政区画

天心区は、以下の14の街道を管轄しています。

坡子街街道（はしがいかいどう）
城南路街道（じょうなんろかいどう）
裕南街街道（ゆうなんがいかいどう）
金盆嶺街道（きんぽんれいかいどう）
新開鋪街道（しんかいほかいどう）
青園街道（せいえんかいどう）
桂花坪街道（けいかへいかいどう）
赤嶺路街道（せきれいろかいどう）
文源街道（ぶんげんかいどう）
先鋒街道（せんぽうかいどう）
黒石鋪街道（こくしほかいどう）
大托鋪街道（だいかたくかいどう）
暮雲街道（ぼうんかいどう）
南托街道（なんたくかいどう）

交通

天心区内には、長沙地下鉄1号線と2号線が乗り入れており、区民の交通手段として重要な役割を果たしています。

長沙地下鉄1号線

五一広場駅（ごいちひろばえき）
黄興広場駅（こうこうひろばえき）
南門口駅（なんもんこうえき）
侯家塘駅（こうかとうえき）
南湖路駅（なんころえき）
黄土嶺駅（こうどれいえき）
涂家沖駅（とかちゅうえき）
鉄道学院駅（てつどうがくいんえき）
友誼路駅（ゆうぎろえき）
省政府駅（しょうせいふえき）
桂花坪駅（けいかへいえき）
大托駅（だいかたくえき）
中信広場駅（ちゅうしんひろばえき）
尚双塘駅（しょうそうとうえき）

長沙地下鉄2号線

湘江中路駅（しょうこうちゅうろえき）
五一広場駅（ごいちひろばえき）


天心区は、歴史と現代が融合した魅力的な地区であり、長沙市を構成する重要な一区です。

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