天理よろづ相談所病院

天理よろづ相談所病院

天理よろづ相談所病院は、奈良県天理市にある総合病院で、通称「憩の家」と呼ばれています。公益財団法人天理よろづ相談所が運営しており、東和保健医療圏における地域がん診療連携拠点病院としての役割も担っています。病院の理念は「病む人の“陽気ぐらし”をめざして」であり、患者さんの心身両面の健康を重視した医療を提供しています。

概要

天理教が出資する公益財団法人によって運営されており、その豊富な資金力を背景に、最新鋭の医療機器や優秀な医師を揃え、近畿地方でも有数の医療水準を誇ります。1966年に開設され、天理教の教えに基づいた全人的医療を実践しています。総病床数は858床で、本館（南病棟）、新入院棟（東病棟・西病棟）、白川分院に分かれています。2006年には新外来診療棟がオープンし、外来診療機能が拡充されました。

医療スタッフには天理教信者の家庭出身者が多いことが特徴ですが、近年は外部からの医師も増えています。病院内には、「身上部」「事情部」「世話部」という独自の運営部門があり、それぞれ診療、精神面のケア、生活相談・医療従事者の育成を担当しています。

以前は救急医療を行っていませんでしたが、近年方針を転換し、救急医療にも対応しています。本院、外来棟、新入院棟、白川分院はそれぞれ離れているため、巡回シャトルバスが運行されており、患者さんや関係者の通院をサポートしています。

診療科

内科、リハビリテーション科、精神神経科など、幅広い診療科があります。詳細は病院のウェブサイトをご確認ください。

センター・部門

放射線部、手術部、集中治療部、看護部、薬剤部、臨床検査部、臨床工学部など、専門的な医療を支える様々な部門があります。また、白川分院も病院の重要な一部です。

年表

1935年：天理よろづ相談所の前身が開設
1937年：私立病院として認可
1966年：財団法人認可、天理よろづ相談所病院開設
1967年：ICU開設
1969年：別所別院開設
1971年：CCU開設
1976年：本院の南別館新築により病床数が増加
2003年：白川分院開設
2005年：別所分院閉院
2006年：新外来診療棟開設
2011年：公益財団法人認定、救急診療科新設
2014年：新入院棟開設

関連項目

天理医学技術学校
天理医療大学

外部リンク

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