天賦の才能

天賦の才能

『天賦の才能』は、日本のシンガーソングライター嘉門タツオの7枚目のオリジナルアルバムであり、1992年1月1日にビクター音楽産業からリリースされました。このアルバムは、彼のユニークな音楽スタイルや、歌詞に見られるユーモアが詰まった作品です。前作『THE BEST OF KAMON TATSUO』からわずか2か月という短期間での新作発表であり、シングル「替え歌メドレー3 (完結篇)」と同時発売されたことで、注目を集めます。

収録楽曲

このアルバムには多様な楽曲が収録されており、それぞれに特徴があります。

1. アカペラな夜
- 作詞・作曲：嘉門達夫、編曲：渡辺直樹。コーラスにはSTARDUST REVUEの根本要が参加し、上方芸人のギャグ音源が特徴的な部分です。

2. んなアホな!
- 作詞：嘉門達夫・ラジゴメオールスターズ、作曲・編曲：工藤隆。こちらはシングル「替え歌メドレー3 (完結篇)」のカップリング曲となっています。

3. この中にひとり
- 作詞：嘉門達夫・ラジゴメオールスターズ、演奏：工藤隆。声の出演には三井雅弘が参加しています。

4. あったら コワイ セレナーデ '92
- 作詞・作曲：嘉門達夫、編曲：工藤隆。この曲はシングル「ゆけ!ゆけ!川口浩!!」のカップリングのリメイク版です。

5. ええ話やなぁ
- 作詞：嘉門達夫・小林仁、作曲・編曲：新田一郎。シンプルなメロディに心温まる歌詞が魅力です。

6. 鼻から牛乳
- 作詞・作曲：嘉門達夫、編曲：工藤隆。特にコーラスにはイルクーツク男性合唱団が参加し、重厚な音を作り出しています。この曲は後に18枚目のシングルとしてもリリースされています。

7. おすもうちゃん
- 使用曲：とけいのうた（作詞：筒井敬介、作曲：村上太朗）。この曲では嘉門達夫自身が作詞を手掛け、楽しい世界観を表現しています。

8. つくばねの唄
- 作詞・作曲：あのねのね、編曲：新田一郎。1975年にリリースされた同名の曲をカバーしたものです。

9. よくわかる日本史
- 使用曲：さよなら人類（作詞・作曲：柳原幼一郎）。こちらは日本史をユーモラスに紹介する内容で、多様なナレーションが登場します。

10. 反抗期 II
- 作詞：嘉門達夫・ラジゴメオールスターズ、作曲：嘉門達夫。前作とは全く異なるアプローチを試みたリメイクです。

11. ブルーバレンタイン
- 作詞・作曲：嘉門達夫、編曲：新田一郎。彼の歌声が切ないバレンタインの気持ちを表現しています。

12. 替え唄大メドレー
- 脚色：嘉門達夫、編曲：新田一郎。代表作である3つの替え唄メドレーがメドレー形式で収録されており、聴きごたえのある内容となっています。

演奏者

各楽曲には多くの演奏者が参加しており、コーラスやナレーションも含めて、作品をより豊かにしています。特に、嘉門自身がギターを演奏し、根本要や村田和人など多彩なアーティストが協力しています。

『天賦の才能』は、嘉門タツオの個性が存分に発揮された一作であり、彼のファンにとっては必聴のアルバムとなるでしょう。ユニークな歌詞とともに、音楽の楽しさを再認識させてくれる作品です。

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