太和 (魏)

太和（たいわ）

太和は、中国の三国時代、魏の明帝（曹叡）の治世において用いられた最初の元号です。その期間は227年から233年までの7年間に及びます。

概要

太和の時代は、魏にとって重要な時期であり、政治、経済、文化の各方面で様々な出来事がありました。明帝は、内政の充実に努めると同時に、蜀漢や呉といった他の勢力との対立も抱えていました。

太和の元号が使用された背景には、明帝の即位と新たな統治の開始を内外に示す目的があったと考えられます。元号を改めることは、皇帝の権威を示すとともに、新たな時代への期待感を高める効果がありました。

太和 periodの西暦・干支

太和の各年と西暦、干支の対応は以下の通りです。

太和元年: 227年（丁未）
太和2年: 228年（戊申）
太和3年: 229年（己酉）
太和4年: 230年（庚戌）
太和5年: 231年（辛亥）
太和6年: 232年（壬子）
太和7年: 233年（癸丑）

他元号との対照表

同時期に使用された他の勢力の元号との対照表は、三国時代の情勢を理解する上で役立ちます。

魏（太和）	蜀漢	呉
:--	:-	:-
太和元年	建興5年	黄武6年
太和2年	建興6年	黄武7年
太和3年	建興7年	黄龍元年
太和4年	建興8年	黄龍2年
太和5年	建興9年	黄龍3年
太和6年	建興10年	嘉禾元年
太和7年	建興11年	嘉禾2年

参考文献

『三国志』（中華書局 1974年）
『中国歴代年号考』李崇智（中華書局 2004年）

関連項目

元号一覧 (中国)
* 太和 (曖昧さ回避) - 他王朝の太和

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