228年

228年（西暦）の出来事

228年は、ユリウス暦における閏年です。この年、世界各地で様々な出来事が起こりました。

各地の紀年法

干支: 戊申
日本: 神功皇后摂政28年、皇紀888年
中国:
魏: 太和2年
蜀: 建興6年
呉: 黄武7年
朝鮮:
高句麗: 東川王2年
新羅: 奈解王33年
百済: 仇首王15年
その他: 檀紀2561年、仏滅紀元771年、ユダヤ暦3988年 - 3989年

ローマ帝国

この年、ローマ帝国ではプラエトリアニ（近衛兵）が権力闘争を起こし、プラエフェクトゥス・プラエトリオ（親衛隊長）のドミティウス・ウルピアーヌスを殺害しました。これは、軍部が政治に介入する一例として知られています。

ペルシア

アルダシール1世は、サーサーン朝ペルシアを建国してから4年後、パルティアの征服を完了させました。これにより、ペルシアは新たな時代を迎えました。

中国（三国時代）

この年、中国では三国時代が激化しました。

1月: 魏の司馬懿が、反乱を起こした孟達を斬り殺しました。
春: 蜀の丞相、諸葛亮が第一次北伐を開始しました。しかし、街亭の戦いで蜀軍は魏の張郃に敗北しました。蜀の将軍、馬謖が軍令に違反したことが敗因となり、蜀軍は隴右三郡（天水、南安、安定）を放棄して漢中に撤退しました。この戦いは、諸葛亮の北伐における最初の挫折として知られています。
この第一次北伐の際、魏の天水の参軍であった姜維が蜀に投降しました。彼は後に蜀の重要な将軍として活躍することになります。
8月: 呉の大都督である陸遜が、魏の将軍である曹休を打ち破りました。この戦いで呉は大きな勝利を収めました。
1[[2月]]: 諸葛亮は、再び北伐を試み、第二次北伐を開始しました。この北伐は第一次北伐の失敗を踏まえ、より慎重に進められました。

その他の出来事

この年、誕生した人物に関する記録は残っていませんが、以下の人物が亡くなっています。

ドミティウス・ウルピアーヌス: ローマ帝国の法学者・政治家。170[[年]]頃に生まれました。
駱統: 呉の武将。193[[年]]生まれ。
馬謖: 蜀の武将。190[[年]]生まれ。
賈逵: 魏の政治家で、西晋建国の功臣賈充の父。174[[年]]生まれ。

総括

228年は、各地で政治的、軍事的な動きが活発な年でした。特に中国の三国時代では、蜀の諸葛亮による北伐の開始や、呉と魏の間での戦いが目立った年でした。これらの出来事は、後の歴史に大きな影響を与えることになります。

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