太田興業

太田興業について

太田興業（おおたこうぎょう）は、大阪府大阪市浪速区に本部を構える組織で、神戸山口組の二次団体として知られています。構成員は約170人、直参は21名、幹事は10名という規模を持つ暴力団です。特に、2019年12月に組長である太田守正が解散届を提出し、この歴史ある組織はこの時点で解散を余儀なくされました。

組織の歴史

太田興業は1964年に太田守正によって設立され、その後、山健組系の健竜会に参加しました。最初、山健組系健竜会の副会長として活躍し、成長を続け、1982年には二代目山健組において若頭補佐に就任しました。1989年には三代目山健組に加わり、舎弟頭補佐に昇格しました。また、2003年には相談役として三代目山健組の管理に携わりました。

2008年には組名を太田会に改め、五代目山口組に昇格。その後、六代目山口組に参画し、2008年10月に再び除籍処分を受け、その後は太田興業として再結成されました。2015年から2016年にかけては、再度の結成や神戸山口組への参加を経て、舎弟頭補佐に就任しました。

解散の経緯

2019年12月13日、太田守正は大阪府警へ解散届を提出し、自らの引退も併せて発表しました。この動きにより、神戸山口組は12月12日付で太田興業を破門処分とし、組織は正式に解体されました。

現在の組織構成

太田興業の現在の組長は太田守正であり、彼は神戸山口組走弟頭補佐や四代目山健組相談役なども兼任しています。若頭には綾川三智雄が就任しており、顧問には谷和彦と岡川賢二が名を連ねています。また、本部長には金岡幸成、若頭代行には北野利樹が任命されており、その下には多くの若頭補佐や幹部が所属しています。

特に、組の構成員にはそれぞれの役割が明確に定められており、構成員の中には服役中の者も見受けられます。

組織の変遷

太田興業は『太田会』と改称した時期もあり、その後また元の名前に戻るなど、組織名の変更を伴う歴史を持っています。暴力団としての機能や立場は変わっても、太田興業はその存在感を持ち続けています。

このように、太田興業は歴史的な背景や組織内の役割分担、また解散に至った経緯など、暴力団の中でも重要な位置を占める存在と言えるでしょう。

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