太閤通駅

太閤通駅の概要



太閤通駅（たいこうどおりえき）は、愛知県名古屋市中村区太閤通3丁目にある名古屋市営地下鉄桜通線の駅です。駅番号はS01で、アクセントカラーには水浅葱が用いられています。

歴史



この駅は1989年（平成元年）9月10日に中村区役所駅として開業しました。開業当初、駅は桜通線の中村区役所から今池間に位置し、その記念式典は当駅で行われました。駅は太閤通三丁目交差点の地下にあり、周辺には中村区役所がありました。また、駅の位置は1972年（昭和47年）まで名古屋市電中村線の停留所があった場所でもあります。初めに計画された仮称は「中村区役所」で、実際に開業時にその名称が採用されました。

2023年1月4日、駅名は「太閤通駅」に変更されました。この名称は、専門家による考察や地域住民からの意見を基にして決定されました。

年表



駅構造



太閤通駅は島式ホームを持つ地下駅で、1面2線の配置となっています。ホームの長さは170mで、20m車両の8両編成まで対応可能です。駅には可動式ホーム柵が設置されており、安全性が高められています。この駅は桜通線の運営管理の下にあり、終端駅として機能しています。駅出入口は、名古屋環状線と太閤通の交差点に近い場所に位置しており、改札口は少し東側に設けられています。

また、名古屋駅の対岸に留置線が3本設置され、利用者が他の方向へと折り返す際に利用されます。これらの留置線は以前は検車場としても機能していましたが、現在は電留線としての役割を果たしています。

利用状況



2019年度のデータによると、太閤通駅の年間乗車人員は約2,404,475人であり、1日あたりの平均乗車人員は約6,570人に達しています。駅の利用者数は開業から順調に推移しており、その利便性から多くの人々に利用されています。

駅周辺



周辺地域は以前、木造の商店や一般住宅が多く見られましたが、駅開業後はマンションなどの建設が盛んになりました。駅開発時には、歩道上に駐輪場が設置されましたが、駐輪の多さから1991年に南西に市営の駐輪場が開設されました。2009年から駅周辺が自転車等の放置禁止区域に指定されました。また、周辺には名古屋市営地下鉄の中村公園駅や名古屋駅へのアクセスが容易で、徒歩圏内での移動が可能です。

周辺の施設とバス路線



最寄りのバス停は太閤通と環状線の交差部分に位置しており、名古屋市営バスと名鉄バスが運行されています。2023年に中村区役所が移転したため、バス停の名称も同日変更されていますが、バスターミナルは設けられていません。

これらの特徴から、太閤通駅は地域の交通の要所として重要な役割を果たしており、今後の発展が期待されます。

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