失恋魔術師

太田裕美の「失恋魔術師」は、1978年3月にリリースされた11枚目のシングルです。この楽曲は、同年2月25日に発売された7枚目のアルバム『背中あわせのランデブー』の1曲目を飾っており、シングルカットとして陽の目を見ることになりました。

特筆すべきは、作曲を吉田拓郎が担当している点です。太田裕美のシングルA面としては初めて、筒美京平以外の作曲家が起用された作品となりました。作詞は松本隆、編曲は萩田光雄が手掛けています。

「木綿のハンカチーフ」と同様に、アルバム収録バージョンとは異なるアレンジでシングルが発売された点も特徴です。シングルバージョンは、より洗練されたサウンドに仕上がっています。

B面には、太田裕美自身が作詞・作曲を手掛けた「さよならのワルツ」が収録されています。編曲はA面同様に萩田光雄が担当。

収録曲詳細

A面:
失恋魔術師（作詞: 松本隆、作曲: 吉田拓郎、編曲: 萩田光雄）- 4分24秒
B面:
さよならのワルツ（作詞・作曲: 太田裕美、編曲: 萩田光雄）- 3分42秒

このシングルは、太田裕美の代表的な楽曲の一つとして、現在も多くのファンに愛されています。また、1978年の音楽シーンを語る上でも重要な作品と言えるでしょう。

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「失恋魔術師」は、太田裕美の新たな一面を引き出した楽曲として、その音楽史に深く刻まれています。吉田拓郎のメロディと松本隆の歌詞が織りなす独特の世界観は、聴く人の心を捉えて離しません。萩田光雄のアレンジも、楽曲の魅力を最大限に引き出すことに貢献しています。

この楽曲は、太田裕美のキャリアの中でも重要なターニングポイントとなった作品であり、彼女の音楽性をさらに発展させるきっかけとなりました。「失恋魔術師」は、時代を超えて愛される名曲として、これからも多くの人々に感動を与え続けるでしょう。

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