奈井江駅

奈井江駅（ないええき）

奈井江駅は、北海道空知郡奈井江町本町2区にある北海道旅客鉄道（JR北海道）函館本線の駅です。駅番号はA18で、電報略号はナイ。かつては急行「かむい」「そらち」も停車していました。

歴史

奈井江駅は、明治時代に北海道炭礦鉄道の駅として開業し、地域の発展とともに歩んできました。石炭輸送の拠点として、最盛期には多くの人々や物資が行き交い、駅周辺は活気に満ち溢れていました。しかし、時代の流れとともに石炭産業が衰退し、駅の役割も変化していきました。

1891年（明治24年）7月5日：北海道炭礦鉄道の駅として開業。
1899年（明治32年）5月20日：奈井江市街大火により駅舎焼失。
1902年（明治35年）1月12日：新駅舎落成。
1906年（明治39年）10月1日：北海道炭礦鉄道国有化により、官設鉄道に移管。
1910年（明治43年）：日本鉱業奈井江炭山から当駅積込場へ馬車軌道敷設。
1923年（大正12年）10月3日：山下汽船鉱業奈井江炭鉱閉山に伴い馬車軌道撤去。
1934年（昭和9年）：駅本屋改築。
1940年（昭和15年）：住友鉱業奈井江砿選炭場への専用線敷設、跨線橋設置。
1949年（昭和24年）10月1日：三井鉱山奈井江専用鉄道開業。
1968年（昭和43年）9月30日：三井鉱山奈井江専用鉄道廃止。
1970年（昭和45年）5月：大日興産奈井江砿専用線廃止。
1975年（昭和50年）12月：駅舎改築。
1978年（昭和53年）10月2日：貨物取扱い廃止。
1984年（昭和59年）
2月1日：荷物取扱い廃止。
3月31日：駅員無配置駅となる。
5月：簡易委託化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR北海道の駅となる。
1998年（平成9年）：再度直営化。
2007年（平成19年）10月：駅番号設定。
2016年（平成28年）5月1日：みどりの窓口営業終了、簡易委託へ。
2022年（令和4年）4月1日：簡易委託による窓口業務を終了、無人駅となる。
2024年（令和6年）3月16日：ICカード「Kitaca」の利用が可能となる。

駅構造

奈井江駅は、2面3線のホームを持つ地上駅です。ホーム間の移動は跨線橋を利用します。現在は砂川駅が管理する無人駅となっています。

のりば

利用状況

近年は利用者が減少傾向にあります。

駅周辺

駅周辺には、国道12号や北海道道529号東奈井江奈井江停車場線が通り、交通の便は比較的良いです。また、道の駅ハウスヤルビ奈井江や奈井江町役場、奈井江郵便局など、生活に必要な施設も揃っています。観光スポットとしては、日本一長い直線道路のモニュメント（中間地点）があります。

北海道道529号東奈井江奈井江停車場線
国道12号
道の駅ハウスヤルビ奈井江
奈井江町役場
滝川警察署奈井江駐在所
奈井江郵便局
北門信用金庫 奈井江支店
新砂川農業協同組合（JA新すながわ）奈井江支所
奈井江町文化ホール
北海道奈井江商業高等学校
直線道路日本一のモニュメント（中間地点）
奈井江町交流プラザ「みなクル」

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■函館本線

茶志内駅 (A17) - 奈井江駅 (A18) - 豊沼駅 (A19)

参考文献

奈井江町史編さん室 編『奈井江町史』奈井江町役場

外部リンク

JR北海道 奈井江駅

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