奈良市立富雄北小学校

奈良市立富雄北小学校

奈良市立富雄北小学校は、奈良県奈良市に所在する公立の小学校です。長い歴史を持つこの学校は、地域の発展とともにその規模を拡大し、複数の新設校誕生の礎となりました。

沿革

本校の歴史は、明治時代にさかのぼります。1879年2月19日、二名尋常小学校として開校したのが始まりです。その後、時代や地域の行政区分の変遷に伴い、その名称を改めることとなります。

まず、1933年12月15日には、富雄村立富雄北高等尋常小学校と改称されました。さらに、国民学校令の施行に伴い、1941年4月1日には富雄北国民学校となります。

第二次世界大戦終結後、学校教育法の施行により、1947年4月1日には富雄村立富雄北小学校として再出発しました。そして、富雄村が奈良市に編入されたことに伴い、1955年3月15日より現在の名称である奈良市立富雄北小学校となりました。

高度経済成長期以降、奈良市の西部に位置する富雄地区は急速に発展し、児童数が著しく増加しました。これに対応するため、富雄北小学校の校区から分離して新しい小学校が次々と誕生することになります。この時期が、本校の歴史において大きな転換点となります。

1965年4月1日には、奈良市立あやめ池小学校と奈良市立鶴舞小学校が分離・開校し、これに伴い校区が再編成されました。翌1966年4月1日には、奈良市立鳥見小学校が分離しますが、鳥見小学校の校舎がまだ完成していなかったため、しばらくの間、鳥見小学校の全ての教職員と児童が本校の施設を利用して授業を行うという珍しい出来事もありました。

さらに1973年4月1日には、奈良市立鶴舞西小学校と奈良市立二名小学校が同時に分離・開校し、再び校区が見直されました。その後の1976年4月1日には、奈良市立富雄第三小学校が分離、1980年4月1日には奈良市立三碓小学校が分離・開校しました。このように、富雄北小学校は、わずか15年ほどの間に実に多くの小学校の母体となり、地域の教育環境整備に大きく貢献したと言えます。

現在の概要

現在の奈良市立富雄北小学校の校区は、以下の地域の一部または全部を含んでいます。学園大和町六丁目（一部）、学園中一丁目・四丁目・五丁目、富雄川西一丁目（一部）、富雄北一丁目から三丁目（ただし14-1番地を除く）、富雄元町一丁目から四丁目、三碓一丁目（一部）、三松一丁目から四丁目（一部）が指定学区となっています。

本校を卒業した児童は、原則として奈良市立富雄中学校に進学することになります。

周辺環境と関連情報

富雄北小学校に校区が隣接している小学校としては、奈良市立鳥見小学校、奈良市立三碓小学校、奈良市立青和小学校、奈良市立二名小学校があります。

本校に関する情報や、より広範な奈良県の小学校について知るための関連項目として、奈良県小学校一覧や、過去に発生した奈良小1女児殺害事件（※関連項目として挙げられています）などが挙げられます。

本校のより詳細な情報や最新の状況については、奈良市立富雄北小学校の公式ウェブサイトを参照することが可能です。

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