奈良市立鶴舞小学校
奈良市立鶴舞小学校は、奈良県奈良市鶴舞東町に位置する市立小学校です。
この学校は、1960年（昭和35年）頃から奈良市西部で進められた宅地開発と、それに伴う公団住宅の建設などによる急激な人口増加に対応するため設立されました。特に児童数の増加は著しく、その受け皿として、奈良県にとって戦後初めて誕生した新設の公立小学校として、1965年（昭和40年）4月1日に開校しました。
開校直後の同年4月には、周辺の富雄北小学校から272名、平城小学校から31名、伏見小学校から1名、合計304名の児童を迎える転入児童受入式が実施されました。そして、同年6月には開校記念式典が開催され、6月28日が創立記念日と定められました。
その後の地域開発や人口変動に伴い、学校規模の適正化のため、学区の一部が分離される出来事が何度かありました。1968年（昭和43年）4月には登美ケ丘小学校の新設に伴い、1970年（昭和45年）4月には鶴舞西小学校（現在の青和小学校）の新設に伴って、それぞれ一部の校区が分かれました。さらに、1979年（昭和54年）4月にも平城西小学校が開設された際に、再び一部学区が分離されました。創立20周年を迎えた同年6月28日には、記念行事が行われています。
学校の節目となる記念行事も開催されています。創立40周年を迎えた2004年（平成16年）6月には、記念式典と音楽会が開催され、記念植樹も行われました。そして、創立50周年の記念式典は、2014年（平成26年）6月に執り行われました。
鶴舞小学校は、教育内容の充実にも取り組んでいます。2006年（平成18年）には、奈良市の教育推進モデル校に指定され、先進的な教育実践が試みられました。また、2011年（平成23年）6月にはユネスコスクールに登録され、国際理解教育やESD（持続可能な開発のための教育）といった活動にも力を入れています。
近年の施設整備も進んでいます。情報教育の推進のため、2007年（平成19年）7月にはパソコンが40台導入され、同年8月には各階の教室にインターホンが設置され、校内の連絡体制が強化されました。安全対策としては、2008年（平成20年）8月に防犯カメラが2台設置され、同年9月には体育館の耐震工事が実施されるとともに、職員室前にAED（自動体外式除細動器）が設置されました。
校舎内の改修も定期的に行われています。2009年（平成21年）には給食室、図書室、図工室の床が張り替えられ、利用環境が改善されました。2011年（平成23年）2月には給食室にシャワーとトイレが設けられ、衛生管理が向上しました。北校舎は2011年（平成23年）9月、南館は2012年（平成24年）9月にそれぞれ耐震補強工事が完了し、施設の安全性が高められています。
屋外環境の整備も積極的に行われています。2010年（平成22年）3月にはプールの改修整備工事が完了し、安全に水泳学習ができるようになりました。2012年（平成24年）7月にはビオトープが完成し、自然学習の場が生まれました。学校敷地内の緑地スペース「ぼうけんの森」も整備が進められており、2013年（平成25年）11月には園路が完成。2015年（平成27年）10月からは「ぼうけんのもり再生プラン」という取り組みが始まり、2018年（平成30年）3月には改修工事が完了しました。この間には、森の中の遊具である「杉五郎」（ターザンロープ渡り）が2016年（平成28年）12月に改修され、ビオトープも2017年（平成29年）3月に改修されています。残念ながら「桜五郎」（見晴らし台）は2018年（平成30年）2月に撤去されましたが、2020年（令和2年）3月には「ぼうけんの森」の栗の木や校庭の桜の木の樹勢回復作業、危険な桜の伐採、病気に強い桜やアメリカハナミズキの植樹が行われ、緑豊かな環境が維持されています。また、2018年（平成30年）3月には外トイレの改修と多目的トイレの新設、2020年（令和2年）2月には西門横フェンスの設置といった安全・利便性向上のための工事も実施されています。
学校へのアクセスは、奈良交通バス「鶴舞6丁目」バス停から徒歩およそ5分です。近畿日本鉄道奈良線学園前駅からバスを利用する場合も、急行バスや学園緑ヶ丘1丁目行を除く多くの系統が「鶴舞6丁目」バス停に停車するため便利です。
学校の周辺には、奈良市立鶴舞こども園が同一敷地内にあり、社会福祉法人郡山双葉会鶴舞やまとこども園も近くに位置しており、いずれも進学前の施設です。その他、学園前ロイヤルクラブ、奈良市立図書館西部図書館、奈良市消防局西消防署といった施設が点在しています。通学区域が隣接する学校としては、奈良市立平城西小学校、東登美ヶ丘小学校、登美ヶ丘小学校、二名小学校、青和小学校、あやめ池小学校などがあります。
奈良市立鶴舞小学校は、地域の発展とともに歩み、時代に合わせて教育環境や施設を整備しながら、教育活動に取り組んでいます。
概要と沿革
この学校は、1960年（昭和35年）頃から奈良市西部で進められた宅地開発と、それに伴う公団住宅の建設などによる急激な人口増加に対応するため設立されました。特に児童数の増加は著しく、その受け皿として、奈良県にとって戦後初めて誕生した新設の公立小学校として、1965年（昭和40年）4月1日に開校しました。
開校直後の同年4月には、周辺の富雄北小学校から272名、平城小学校から31名、伏見小学校から1名、合計304名の児童を迎える転入児童受入式が実施されました。そして、同年6月には開校記念式典が開催され、6月28日が創立記念日と定められました。
その後の地域開発や人口変動に伴い、学校規模の適正化のため、学区の一部が分離される出来事が何度かありました。1968年（昭和43年）4月には登美ケ丘小学校の新設に伴い、1970年（昭和45年）4月には鶴舞西小学校（現在の青和小学校）の新設に伴って、それぞれ一部の校区が分かれました。さらに、1979年（昭和54年）4月にも平城西小学校が開設された際に、再び一部学区が分離されました。創立20周年を迎えた同年6月28日には、記念行事が行われています。
学校の節目となる記念行事も開催されています。創立40周年を迎えた2004年（平成16年）6月には、記念式典と音楽会が開催され、記念植樹も行われました。そして、創立50周年の記念式典は、2014年（平成26年）6月に執り行われました。
教育環境と施設の整備
鶴舞小学校は、教育内容の充実にも取り組んでいます。2006年（平成18年）には、奈良市の教育推進モデル校に指定され、先進的な教育実践が試みられました。また、2011年（平成23年）6月にはユネスコスクールに登録され、国際理解教育やESD（持続可能な開発のための教育）といった活動にも力を入れています。
近年の施設整備も進んでいます。情報教育の推進のため、2007年（平成19年）7月にはパソコンが40台導入され、同年8月には各階の教室にインターホンが設置され、校内の連絡体制が強化されました。安全対策としては、2008年（平成20年）8月に防犯カメラが2台設置され、同年9月には体育館の耐震工事が実施されるとともに、職員室前にAED（自動体外式除細動器）が設置されました。
校舎内の改修も定期的に行われています。2009年（平成21年）には給食室、図書室、図工室の床が張り替えられ、利用環境が改善されました。2011年（平成23年）2月には給食室にシャワーとトイレが設けられ、衛生管理が向上しました。北校舎は2011年（平成23年）9月、南館は2012年（平成24年）9月にそれぞれ耐震補強工事が完了し、施設の安全性が高められています。
屋外環境の整備も積極的に行われています。2010年（平成22年）3月にはプールの改修整備工事が完了し、安全に水泳学習ができるようになりました。2012年（平成24年）7月にはビオトープが完成し、自然学習の場が生まれました。学校敷地内の緑地スペース「ぼうけんの森」も整備が進められており、2013年（平成25年）11月には園路が完成。2015年（平成27年）10月からは「ぼうけんのもり再生プラン」という取り組みが始まり、2018年（平成30年）3月には改修工事が完了しました。この間には、森の中の遊具である「杉五郎」（ターザンロープ渡り）が2016年（平成28年）12月に改修され、ビオトープも2017年（平成29年）3月に改修されています。残念ながら「桜五郎」（見晴らし台）は2018年（平成30年）2月に撤去されましたが、2020年（令和2年）3月には「ぼうけんの森」の栗の木や校庭の桜の木の樹勢回復作業、危険な桜の伐採、病気に強い桜やアメリカハナミズキの植樹が行われ、緑豊かな環境が維持されています。また、2018年（平成30年）3月には外トイレの改修と多目的トイレの新設、2020年（令和2年）2月には西門横フェンスの設置といった安全・利便性向上のための工事も実施されています。
所在地と周辺環境
学校へのアクセスは、奈良交通バス「鶴舞6丁目」バス停から徒歩およそ5分です。近畿日本鉄道奈良線学園前駅からバスを利用する場合も、急行バスや学園緑ヶ丘1丁目行を除く多くの系統が「鶴舞6丁目」バス停に停車するため便利です。
学校の周辺には、奈良市立鶴舞こども園が同一敷地内にあり、社会福祉法人郡山双葉会鶴舞やまとこども園も近くに位置しており、いずれも進学前の施設です。その他、学園前ロイヤルクラブ、奈良市立図書館西部図書館、奈良市消防局西消防署といった施設が点在しています。通学区域が隣接する学校としては、奈良市立平城西小学校、東登美ヶ丘小学校、登美ヶ丘小学校、二名小学校、青和小学校、あやめ池小学校などがあります。
奈良市立鶴舞小学校は、地域の発展とともに歩み、時代に合わせて教育環境や施設を整備しながら、教育活動に取り組んでいます。
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