奈良市立平城東中学校

奈良市立平城東中学校の概要

奈良市立平城東中学校は、奈良県奈良市朱雀6丁目に所在する公立の中学校で、一般には「東中」または「平東」という略称で親しまれています。この学校は1985年4月に開校し、国際交流の一環として1988年11月にはオーストラリアのテロピア・パーク・スクールと姉妹校協定を結びました。近年では、文部科学省が推進するGIGAスクール構想のもと、2020年9月からは全生徒にタブレット端末が貸与されています。

校訓と教育目標

平城東中学校の校訓は「自立」「友愛」「健康」で、学校教育の目標は「前向きに挑戦し続ける生徒の育成 〜○○のためにやってみよう〜」です。これからの時代に必要なスキルや心構えを育むことが重要視されています。

制服と登校スタイル

この学校のユニークな点は、制服がなく私服での登校が認められていることです。生徒たちは自由なスタイルで自分を表現しながら登校することができ、その分責任感や自立心も育まれています。

部活動と委員会

平城東中学校では、野球部、サッカー部、バスケットボール部、ソフトテニス部、卓球部、女子バドミントン部、科学部、吹奏楽部、創作部など、様々な部活動が設置されています。部活動に参加することで、生徒たちは協調性やチームワークを学ぶことができます。また、生徒会規約に基づいて、生活安全や環境美化、図書、放送、体育、保健、文化に関する委員会が設けられています。これらの活動は、全校生徒がより良い学校生活を送るための基盤ともなっています。

学校行事

平城東中学校では、毎年9月後半に文化発表会が行われており、吹奏楽部をはじめとする文化系部活動の発表が行われます。この行事では1・2年生の合唱や、3年生の学年劇も行われ、学校全体が一体となって盛り上がります。また、体育大会は10月に開催され、各学級が赤、青、黄、時には緑の4色団に分かれて競技を繰り広げます。

さらに、年末には生徒会本部役員選挙も行われます。生徒たちは立候補者に対して演説を行い、無記名で投票を行います。選ばれた7名は次期生徒会本部役員として認証され、学校運営に積極的に関与していきます。

アクセスと出身有名人

アクセスは、近鉄京都線の高の原駅から徒歩6分、JR大和路線の平城山駅からは徒歩20分となっています。著名な卒業生には、中国で活動するスポーツライターの朝倉浩之さん、リオデジャネイロオリンピックに出場した陸上選手の伊藤舞さん、そしてプロ野球選手の西岡剛さんなどがいます。これらの人物も、平城東中学校での経験が成長に寄与していることでしょう。

奈良市立平城東中学校は、地域に根ざした教育を行い、生徒たちの自主性や社会性を育める環境を整えています。教育の多様性と文化的行事の充実を通じて、子どもたちの成長をサポートし続けています。

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